宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、7年に及ぶ旅を終え、地球に帰還した。
>離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。
この「奇跡的に復旧した」というところがすごい。地上からの遠隔操作は、あまりに遠距離のため出来ない(30億キロ彼方としても電波の早さで2.8時間以上ですよね)。あとは、探査機に積み込んだコンピュータが自動で判断していることになる。科学技術に疎い当方としては想像を絶するハードとソフトのかたまりだ。
よくよく準備して旅に出した子供が、なんとか苦労して成人して帰ってきてくれた。技術者たちは、そんな気持ちで迎えたにちがいない。
「スパコン、どうして2位じゃだめなんですか」といった議員さんがいたが、やはり必要じゃないんでしょうか。
>離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。
この「奇跡的に復旧した」というところがすごい。地上からの遠隔操作は、あまりに遠距離のため出来ない(30億キロ彼方としても電波の早さで2.8時間以上ですよね)。あとは、探査機に積み込んだコンピュータが自動で判断していることになる。科学技術に疎い当方としては想像を絶するハードとソフトのかたまりだ。
よくよく準備して旅に出した子供が、なんとか苦労して成人して帰ってきてくれた。技術者たちは、そんな気持ちで迎えたにちがいない。
「はやぶさ」大気圏突入、60億キロの旅帰還 2010年6月14日(月)02:26 (読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20100613-567-OYT1T00818.htmll
【グレンダンボ(オーストラリア南部)=本間雅江】宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、7年に及ぶ旅を終え、地球に帰還した。
飛行した距離は、地球―太陽間の40倍にあたる60億キロ・メートルで、満身 創痍の奇跡の帰還だった。機体は大気圏突入で燃え尽きたが、突入前に分離した耐熱カプセルは、ウーメラ(南オーストラリア州)付近に着地した。宇宙機構は今後、カプセルを日本に運び、内部の確認を行う。はやぶさは月以外の天体に着陸して帰還した人類初の探査機となった。
カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとどめているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。
はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。小惑星に軟着陸したのは、史上初だった。
しかし、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。
はやぶさは13日午後8時21分(日本時間午後7時51分)、インドの上空7万4000キロ・メートルでカプセルを分離した。同11時21分(同10時51分)ごろ、まずカプセル、続いて本体がオーストラリア上空で大気圏に突入し、夜空に光跡を描いて落下した。・・・
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20100613-567-OYT1T00818.htmll
【グレンダンボ(オーストラリア南部)=本間雅江】宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、7年に及ぶ旅を終え、地球に帰還した。
飛行した距離は、地球―太陽間の40倍にあたる60億キロ・メートルで、満身 創痍の奇跡の帰還だった。機体は大気圏突入で燃え尽きたが、突入前に分離した耐熱カプセルは、ウーメラ(南オーストラリア州)付近に着地した。宇宙機構は今後、カプセルを日本に運び、内部の確認を行う。はやぶさは月以外の天体に着陸して帰還した人類初の探査機となった。
カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとどめているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。
はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。小惑星に軟着陸したのは、史上初だった。
しかし、離陸後に燃料漏れで制御不能になり、通信も完全に途絶した。奇跡的に復旧し、07年に地球への帰路についたが、帰還は3年遅れとなり、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が続いてきた。
はやぶさは13日午後8時21分(日本時間午後7時51分)、インドの上空7万4000キロ・メートルでカプセルを分離した。同11時21分(同10時51分)ごろ、まずカプセル、続いて本体がオーストラリア上空で大気圏に突入し、夜空に光跡を描いて落下した。・・・
「スパコン、どうして2位じゃだめなんですか」といった議員さんがいたが、やはり必要じゃないんでしょうか。