落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

北・ミサイル発射予告

2012年03月20日 | 政治・外交
北のドンが死んでから早くも4ヶ月。三代目金正恩はミサイル発射恫喝で米に食糧を要求した。
米はイラン問題があるので、了承したらしい。
が、それも束の間、今回の予告となった。米は舐められたものだ。
米の安保の傘の下にある日本など眼中にないらしい。
ミサイル着地点は沖縄南西諸島を越えフィリピン沖となっている。
日本政府は、迎撃態勢をかためるという。日本陸海軍がんばれ(自衛隊などと呼んでは失礼に当たる)。
ここまではっきりと予告されているのだ、「飛翔体」等と報道しないだろうね。
「衛星」発射 日本領空、通過の可能性 北、IMOに通報 2012年3月20日(火)08:15(産経新聞)
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20120320086.html?link_id=k_kanren_news_body

 ■4月12~16日午前7時~正午

 北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げを予告した問題で、政府は19日夜、国際海事機関(IMO)から「北朝鮮当局が4月12~16日の午前7時から正午まで韓国南部・全羅道西方沖合とフィリピン・ルソン島東方沖合に落下海域を設定した」との通報を受けたことを公表した。政府はこれを受け、自衛隊法に基づく弾道ミサイルなどの破壊措置命令の発令に向け、本格的な検討に入った。
 IMOからの通報によると、北朝鮮は4月15日の「金日成生誕100周年記念」を目的として、北朝鮮北西部の平安北道鉄山郡にある「西海衛星発射場」から発射すると予告。名称は「光明星3号」。1段目は韓国の西方沖、2段目は発射地点から約3千キロ南方のフィリピン・ルソン島の東方沖に落下するとしている。IMOは19日夜、日本を含む加盟国に正式に通報した。通報通りだと、飛来物が日本の領空を通過する可能性がある。玄葉光一郎外相も19日の参院予算委で「沖縄などの南西諸島上空を通過する可能性は排除されない」との見方を示した。

 政府は日本領域に飛来物が落下する可能性が高まった場合、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)などで迎撃する方針。田中直紀防衛相は同委で「自衛隊法に基づき首相の承認を得た上、弾道ミサイルなどの破壊措置を命ずることを考えている」と明言。藤村修官房長官も記者会見で破壊措置命令を検討していることを明らかにした。
 一方、韓国政府は19日、外交・安全保障関係閣僚会議を開き、北朝鮮による「衛星打ち上げ」を「重大な挑発」と位置付けることを確認。国防省報道官は記者会見で、発射後の航跡や落下物の行方を探知するため、黄海にイージス艦を投入して米軍と合同の監視態勢を取る方針を表明した。

【用語解説】破壊措置命令

 自衛隊法82条で規定。弾道ミサイルなど飛来物の破壊措置として、(1)日本に飛来する恐れがある場合、閣議決定して防衛相が自衛隊に命令(2)飛来する恐れがあるか不明の場合でも、緊急対処要領に従ってあらかじめ防衛相が命令-の2通りの対応を定めている。平成21年に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際、ミサイル防衛(MD)システムで迎撃するため、初めて発令した。

図解(同記事から)

沖縄にPAC3部隊…北ミサイル落下に備え 2012年3月20日(火)07:23
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20120320-567-OYT1T00167.html

 政府は19日、北朝鮮が「人工衛星」と称して打ち上げを予告したミサイルについて、一部が日本に落下することに備えて、4月上旬にも自衛隊に破壊措置命令を発令する検討に入った。
 ミサイル防衛(MD)システムで迎撃するため上空に飛来する恐れがある沖縄県などに地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)を配備し、東シナ海と太平洋にイージス艦を展開する方向で調整している。

 これに関連し政府は19日夜、国際海事機関(IMO)から入った連絡として、北朝鮮の「人工衛星」打ち上げは4月12日~16日の午前7時~正午の時間帯に予定されていると明らかにした。
 これに先立ち田中防衛相は19日の参院予算委員会で、日本の対応について、「自衛隊法第82条の3第1項に基づき、首相の承認を得た上、破壊措置を命ずることを考えている」と表明した