落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

シナ「癌村」

2013年02月25日 | 環境・エネルギー
日本も高度成長期、水俣病、イタイイタイ病、四日市喘息など様々な公害があった。
シナも、急速な経済成長で環境破壊が大きく、日本のそれより規模も被害も甚大。
かつて文化大革命で数千万人が餓死した。人命の軽さは変わらない。
がん村、247カ所も実際は「はるかに超える」 「がん川」へ蔓延
http://www.epochtimes.jp/jp/2013/02/html/d40770.html

【大紀元日本2月23日】中国の環境保護省が「がん村」の存在を公式に認めたことが波紋をよんでいる。国内外の環境保護関係者やメディアはかねてから、環境汚染が原因でがん発症率の高い「がん村」に注目していたが、当局がこの表現を使用するのは今回が初めてとみられる。
 同省が20日に発表した『化学物質の環境リスク管理十二・五(第12次5カ年計画、2011~2015年)計画』で、深刻な化学物質汚染が「がん村」を作り出していることを指摘した。

 この計画が発表された翌21日、共産党機関紙の人民日報ウェブ版も関連記事を掲載。がん村の詳細について、かつての民間報道を引用して詳しく報じた。それによれば、2009年4月、香港誌・鳳凰週刊が「中国のがん発症スポット100」と題するスクープ記事を掲載したのを皮切りに、同年、華中師範大学(武漢市)の学生・孫月飛さんが「中国がん村の地理分布への考察」との論文を発表。全国のがん村は少なくとも247カ所で、22の省と5つの自治区のすべてに存在するとの結論におよんだ。

(大紀元ホームページより)
 人民日報の同記事は、実際のがん村はこの数字を「はるかに超える」としている。がん村は河川周辺に分布することが多く、化学工場やゴミ処理場、鉱山施設などからの排気・排水・廃棄物が空気や水源、耕地を汚染したことが原因だという。
 中国監査部2012年の統計によれば、毎年全国で起きている水汚染事故は1700件以上にのぼり、全国4割の河川は汚染されている。長江、黄河、珠江、松花江、淮河、海河、遼河の主要7河川がすべて汚染問題を抱えており、うち、華北を流れる海河は「重度汚染」で、黄河と遼河は「中度汚染」。北京健康保護協会で水の研究に携わる趙飛虹氏は昨年末、国内紙・南方週末の取材に、北京の100以上の河川のうち、水源として使えるのは2~3しかなく、そのほかは涸れたか排水や廃棄物で汚染されたか、と深刻な状況を憂慮した。
 また、最近では、中国の9割の地下水が汚染され、うち6割は重度に汚染されているという中国地質調査局の専門家の話も話題になった。新華網が118都市の地下水を調査したところ、64%の都市の地下水がひどく汚染され、ほぼ正常なのは3%しかないとも報じている。
 「中国の汚染は『ガン村』から『がん川』へと蔓延している」。米在住の中国著名作家・鄭義氏は語った。
(張凛音)

街で異臭騒ぎ、住民3万人が吐き気とめまいを訴える
http://www.epochtimes.jp/jp/2013/02/html/d51576.html

【大紀元日本2月22日】中国山東省東営市河口区で17日午後、屋外で刺激臭騒ぎが発生し、約3万人の住民が吐き気やめまいなどを訴えた。工場からの揮発性の化学物質の漏えいが原因と見られている。
 複数のネットユーザーがミニ・ブログ(微博)でこの情報を明らかにした。それによると昼間に一旦収まった臭いは夜に再び発生し、防毒マスクを着用する住民もいたという。また、病院に搬送された人もいるとの情報も出回っている。
 東営市環境保護局の関係者は国内メディアの取材に対し、現地工場からの揮発性化学物質の漏えいを認めた。気体は「人体に無害の水素化物」で、臭いは「極少量の硫化物が含まれている」ためだとしている。
(翻訳編集・叶子)

旧正月中の大気汚染 PM2.5、74都市の平均が426に
http://www.epochtimes.jp/jp/2013/02/html/d67517.html

【大紀元日本2月20日】中国環境保護省は18日、今月9から15日までの旧正月連休中の全国74都市の大気汚染状況を発表した。肺の奥深くまで達する微小粒子状物質(PM2.5)の平均数値が最悪だった日は1立方メートル当たり426マイクログラムに上ったという。
 また、この7日間のうち、74都市の平均値で、2016年から施行予定の環境基準75マイクログラムを上回ったのは約半数の45.3%。さらに、北京では306、天津では577、河北省石家荘では527、とそれぞれ期間最悪値を記録した。

 旧正月中の大気汚染の原因について、環境保護省は、爆竹や花火が原因であるとしている。一方、中国の多くの都市を襲う深刻な大気汚染は「人為的なずさんな汚染物質排出と自然環境破壊による直接的な結果」であると指摘する報告書がこのほど発表された。
 報告書は中国の最高研究機関の一つである中国科学院によるもの。研究チームは、北京周辺各地の濃霧から窒素を含む有機化合物の粒子状物質を大量に検出したという。同チーム責任者の王躍思氏は、この物質による人間の肺や、心臓への危害は非常に大きいとして、「最も危険な兆しだ」と警鐘を鳴らした。同物質は20世紀半ばに多くの死者を出したロサンゼルス型光化学スモッグの主要成分の一つでもある。
 光化学スモッグは、通常では高温多湿で日照が強い夏シーズンに発生する。今回のように、冬シーズンに多発する理由について「大気中の窒素酸化物や揮発性有機化合物の濃度が非常に高いためではないか」と同氏はみている。
(翻訳編集・叶子)