落葉松亭日記

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『昔の名前で』安保ハンタイ

2015年06月14日 | 政治・外交
メディアの記者を一堂に集めて会見すれば便利。
先日は村山/河野談話コンビが記者会見した。
今回は、安倍政権安保法案批判に、年齢が74~82、引退した元派閥オーナーが集まったとか。
山崎拓氏ら、安保法案批判会見のウラ 浅川博忠氏「勝算は低い」 2015.6.13 21:00
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/150613/plt15061321000015-n1.html

 自民党の山崎拓元党副総裁(78)らが、安倍晋三政権に揺さぶりをかけようと動き出した。無所属の亀井静香元金融担当相(78)らと記者会見し、安全保障関連法案の今国会成立への反対をブチ上げたのだ。「昔の名前」の政治家らが唐突に出てきた印象が強いが、背景には、最近批判を浴びた「あの記者会見」との連携があった。

 「今の自民党はことごとく戦争を知らない世代だ」「安倍政権の権力にひれ伏している」

 12日午後、東京・内幸町の日本記者クラブで会見した山崎氏は、自民党の現状への強い不満を繰り返した。会見には、山崎、亀井両氏と、武村正義元官房長官(80)、藤井裕久元財務相(82)が顔をそろえたほか、当初は自民党の古賀誠元幹事長(74)も出席を予定していた。

 このなかで、政局的な動きが際立つのが山崎、古賀両氏だ。政界引退後も派閥のオーナー然とした言動が目立ち、「安倍政権に一矢報いようと考えている」(自民党中堅)とされる。

 日本記者クラブといえば、今月9日、村山富市元首相(91)と河野洋平元衆院議長(78)が、互いの「談話」を持ち上げ合った会見を開き、「無責任」「国益を損ねた反省がない」「ひどいすり替え」などと酷評された。実は、山崎氏らの動きとも連携しているという。

 関係者によると、山崎氏と河野氏は連絡を取り合っており、「河野氏らの会見を先に行った方が、世論に与える影響が大きい」という計算で一致したとされる。安保関連法案だけでなく、安倍首相が今年夏に発表する戦後70年談話を牽制する狙いもありそうだ。

 ただ、山崎氏らが、自民党内に影響力を及ぼせるかは見通せない。

 政治評論家の浅川博忠氏は「安倍内閣の支持率が急落すれば、山崎氏らが総裁選に対抗馬を立て、党内のリベラル派を動かそうとする可能性はある。ただ、初入閣を狙う中堅議員らは安倍首相に反旗を翻しにくく、現時点では勝算は低い」と分析している。

「今の自民党はことごとく戦争を知らない世代だ」と宣ったが、戦後七十年、有権者の殆どがそうなった。同盟国、仮想敵国もそうなっている。
長い間続いた冷戦構造も終わると、またぞろ今度は中共が軍拡に励むようになった。
人間の習性かもしれない。
戦争は嫌だけど身を守るためには致し方ないのではないか。

■安保関連法案を閣議決定 読売:2015年05月15日 08時00分
集団的自衛権を限定容認
http://www.yomiuri.co.jp/feature/matome/20150515-OYT8T50121.html

■安全保障関連法案 要綱要旨 読売:2015年05月15日 08時30分
http://www.yomiuri.co.jp/feature/matome/20150515-OYT8T50141.html