落葉松亭日記

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安倍首相・訪中見送る

2015年08月24日 | 政治・外交
南シナ海や尖閣で軍拡示威を繰り返す中共の軍事パレードに参加するか否か。
その際に意見交換をしたい気持もわかるが、軍事パレードをどんな気持で眺めるのか。
庶民には想像できないが、欧米に足並みをそろえるとのこと、無難な決定。
首相、9月初旬の訪中見送り 軍事パレードに抵抗感 欧米と歩調 産経015.8.24 05:00更新
http://www.sankei.com/politics/news/150824/plt1508240005-n1.html

 安倍晋三首相は23日、9月上旬に検討していた中国訪問を見送る意向を固めた。複数の政府関係者が明らかにした。中国政府は、9月3日の「抗日戦争勝利記念日」の行事にあわせた訪中を要請していたが、欧米諸国には、軍拡を進める中国の人民解放軍を観閲することに対する抵抗感が根強く、首相もこれに足並みをそろえることにした。

 9月上旬には、安全保障関連法案の参院審議が大詰めを迎えることが予想され、首相の訪中見送りは国会対応を優先させる意味合いもある。

 抗日戦争勝利記念日の行事をめぐっては、ロシアのプーチン大統領が出席する意向を示している。韓国の朴槿恵大統領も訪中し、3日の行事に出席すると発表しているが、天安門前での軍事パレードを観閲するかは明らかにしていない。

 安倍首相は、軍事パレードへの出席は辞退する考えを中国側に伝達し、3日の前後なら訪中する用意があることも伝えていた。しかし、「米国などと歩調を合わせるべきだ」と判断し、この時期の訪中そのものを見送ることにした。

 ただ、首相も習近平国家主席と早期に会談し、中国による東シナ海のガス田開発や尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での領海侵犯など山積する課題について意見交換したい考え。政府は、11月にフィリピンで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合や、年内開催で調整している日中韓首脳会談の際の直接会談を検討している。


西村眞悟の時事通信 平成27年8月24日(月)
http://www.n-shingo.com/

八月二十三日前後に思ったこと

(1)報道に、安倍総理が九月三日の、中共の主席、習近平が仕掛けて世界各国首脳に招待状を   送っている
対日戦勝記念軍事パレード に出席しないことを決めたとある。

この報道に接して思ったこと。
何!!  今まで欠席と決めていなかったのか!

(2)市場自壊のなかでの天津の大爆発
明瞭なのは、滅茶苦茶だということだけで、 どういう物質が大爆発を起こしたのか、死者は何人なのか、被害がどこまで及んでいるのが、 爆発原因は何か、ある政治勢力の陰謀によるのか、等々、 総て隠蔽されている。

こんな国が、世界中の国々の首脳を集めて「対日戦勝軍事パレード」をする。
エジプトのサダト大統領は、軍事パレードを観閲していて、 彼の前を行進した兵士によって射殺された。 日本が各国に造っている在外公館は、 世界各国首脳に、何となく、このサダトの例を想い出させて、 北京に行ったとしても習近平に近寄っては危険だと思わせたらよかろう。 習近平は、ひとりポツンと大軍事パレードやらを観ることになる。
之、よき標的である。之を、馬鹿を見るという。

(3)天津の爆発で想い出すもの
1. 満州某重大事件、即ち、張作霖爆殺事件(昭和三年)
これは、日本の関東軍がしたと言われてきたが、それも、彼ら(支那)の嘘だった。
犯人はコミンテルンである。
2. 天安門事件前に、黒竜江省など各地で鉄道の爆破と列車転覆が起こり、 上海郊外で高知学芸高校の修学旅行生と教員が列車衝突に巻き込まれ二十数名が死亡した。

以上、支那では、政情不安の時に「爆発」が起こり、実相が明らかにならずに隠蔽される。
そして、現在も政情不安である。

(4)朝鮮半島では、南北朝鮮がいがみ合っている。
南は、三十八度線の非武装地帯で北が仕掛けた地雷で韓国兵二人が重傷を負ったことに抗議し、 北に向かって巨大なマイクで「反北放送」を開始した。
北は、その「反北放送」を止めなっければ、戦闘状態にはいると脅迫し、実質上動員令を出した。
その上で、北と南は、二十三日の晩は寝ずに二十時間にわたって「衝突回避」の交渉を続けている。
南北の自力での交渉妥結は不可能。
北も南も皆朝鮮である。
ともに、中共及びアメリカに対して自己をアピールするのであるが、 自ら事態を解決すること、即ち、自己統治能力に欠ける。
それ故、朝鮮は、 二十世紀前半まで、千年以上にわたって支那に統治されて疲弊の極みに達し、 それから我が国が三十六年間統治して疲弊を収めて朝鮮近代化の基礎を創った。

ところが、七十年前から、 北朝鮮は、ソ連、中共とともに共産主義体制に入って昔の疲弊した半島に戻った。
南朝鮮(韓国)は、アメリカ、日本とともに歩んできて繁栄したが、 現在、「反日」を外交の武器として使って中共に接近している。

従って、支那から観れば、 南北合わせた朝鮮半島が昔ながらの属国(勢力圏)に見えてくる。
よって、現在、朝鮮半島は、大陸勢力から観れば自分の勢力圏に見えるという 昔と同じ状況が繰り返されつつある。
これ即ち、朝鮮半島は、 日清戦争前夜、日露戦争前夜の危険な状況ではないか。

そして、この状況は、九月三日の習近平の「対日勝利軍事パレード」まで確実に続く。
少々のドンパチは、大いにありうる。
その時、世界は分かる。
何が、七十年前の、反ファシズム、反軍国主義勝利のパレードか、 現在において撲滅すべきは、 パレードをしている中国共産党よ、お前自身ではないか!

北朝鮮と中共の共産党独裁体制における冷酷残虐な軍事優先主義こそ、 現在の撲滅すべき人類の惨害ではないか。
北朝鮮のぶくぶく肥った三代目の兄ちゃん、やれ、やれ、金体制崩壊まで、もっとやれ!

(5)陸上自衛隊による富士総合軍事(火力)演習(二十三日)に関して言っておく
この演習は、何のためにするのか。
国民にコンバットゲームを楽しんでもらう為か。
そうではないだろう!
我が国を取り巻く内外の厳しい情勢の中で、 自衛隊が祖国を守るために如何なる訓練を日常積み重ね、 如何なる実力を保持するに至っているのか、 納税者である国民に知ってもらい 国民に国家防衛の熱意をもってもらうためである。
そうであるならば、何故、演習場に国旗が全く無いのか!
何たる手落ちであるか!

自衛隊員は、ことに臨んでは危険を顧みず職務を遂行すると誓った者達である。
彼らは、国を守るために国旗の下で戦い職務を遂行する訓練を積んできたのではないのか。
そして、国民が観閲官とともに、その訓練の成果を観る。
これが火力演習の目的ではないのか。

故に、 自衛隊員と国民が命にかえて守るべき国家の象徴である国旗「日の丸」を演習場に掲げ、 全員が、その国旗に向かって国歌「君が代」を斉唱して、 演習を開始すべきである!

防衛大臣と幕僚、しっかりしろ!
もっと、国家と名誉を重んじろ!
日の丸の下に演習を展示しろ!
今の状態では、 お国の為に、くたくたになって日々訓練を積み重ねている 自衛隊員が、 可哀想ではないか、可哀想ではないか・・・!

お問い合わせ:西村眞悟事務所
TEL:072-277-4140 E-mail:sakaioffice@n-shingo.com
http://www.n-shingo.com/
確かになぁ、国会の議員諸氏もクールビズとやらでノーネクタイで営業する姿は緊張感がない。