落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

ソ連の侵略

2010年08月09日 | 政治・外交
「当て事と越中褌は向こうからはずれる」。国家間の条約もまたしかりではなかろうか。
第二次大戦も末期、原爆を落とされ敗戦を国民に知らしめる段階となっていた1945年8月9日に、ソ連は日ソ中立条約を破って日本に侵攻した。以来北方領土を不法占拠している。

国も人間が創ったもの、物欲所有欲もそのまま時の政権によって反映し、ソ連は火事場泥棒を働いた。
ソ連は崩壊しロシアという入れ物に変わったが、先頃、その犯罪を正当化し「対日戦勝日」として自国民に知らしめた。2島返還とか交渉戦術が話題になったが、ハナから返す気はなかったということだ。

「世界は腹黒い」とよく云われる。竹島もしかり、尖閣も資源がありそうとなるとシナは己のものと云いだした。国際間にはそれを強力に取り締まる力はない。精々国際裁判、それも相手がイヤと云えばソレまでだ。 盗られたものを取り返すのは武力しかなさそうだが、それを持たない日本はどうするか。
【主張】ソ連対日参戦65年 「侵略の日」を心に刻もう 2010.8.8 03:13 産経
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100808/erp1008080313001-n1.htm

 9日は、ソ連軍が1945(昭和20)年8月のこの日に突如、日ソ中立条約を破って日本に侵攻して65年にあたる。この19日後に、ソ連による北方領土の不法占拠が始まった。
日本にとって、9日は「侵略の日」であることを心に刻み、教育の場でしっかりと子供たちにも教えるべきだ。

 ソ連軍は、日本がポツダム宣言を受諾し、8月15日に終戦の詔書が発表された後も一方的な侵攻を続けた。ソ連は、かつて一度たりともロシア領となったことがない日本固有の領土である択捉、国後、色丹、歯舞群島の北方四島を占領し、併合した。

 ソ連は、日ソ中立条約だけでなく、連合国が「戦争による領土不拡大の原則」をうたった大西洋憲章(41年)やカイロ宣言(43年)にも違反し、連合国で唯一、戦後に領土を拡大した国になった。

 ソ連の独裁者スターリンは、45年9月2日の対日戦勝演説で「日本が粉砕され、汚点が一掃される日がくることを信じ待っていた」と述べ、勝利の配当として「南樺太と千島列島がソ連領に移る」と宣言した。
ソ連にとって対日参戦は、日露戦争の報復戦であり、日本領土の略奪を目的としていた。当初から領土不拡大の原則を守るつもりなどなかったといえる。

 ソ連は、ポツダム宣言にも違反した。武装解除した日本将兵や居留民たち約60万人を「ダモイ(家へ帰るぞ)」とだましてシベリアに抑留し、飢餓と酷寒の劣悪な環境の中、強制労働に従事させた。
絶望の中、飢えや病気などで6万人以上もの日本人が帰らぬ人となった。
それらは「スターリン体制の犯罪」といっていい。

 ところが、大国復活に奔走するロシアはその犯罪を正当化し、今年から、日本が降伏文書に調印した9月2日を事実上の「対日戦勝日」として祝う。
侵略を「正義の戦争」にねじ曲げた。阻止できなかった最大の原因は、日本外交の弱体化と不作為にある。

 日本政府が手をこまねいていることに、ロシアは増長しているのである。このままでは歴史の捏造(ねつぞう)や歪曲(わいきょく)が繰り返されることになるだろう。そうなれば、日露平和条約の締結どころではない。
 そのためにも日本は8月9日の意味について国民全体が認識を新たにするとともに、ロシアの「対日戦勝日」創設の欺瞞(ぎまん)性を毅然(きぜん)として世界に訴える必要がある。


違法・朝鮮学校無償化

2010年08月07日 | 政治・外交
日本国内の朝鮮学校で金正日総書記父子と朝鮮労働党を礼賛する「思想教育」を行い、朝鮮高級学校での「現代朝鮮歴史」は、北朝鮮の立場からだけの歴史が描かれ、大韓航空機爆破事件も「韓国当局がでっち上げた」と説明するなどの教育を行っており、教育基本法の理念を無視している。
朝鮮学校の校長は、金総書記が決め、総連の幹部がなっているという。
これら工作員養成所のような学校に補助を行う民主党政権とは・・・

間もなく民主党代表選挙が行われるが、党員サポータは国籍を問わないという。政権与党となった今、外国人に日本国首相を選ぶ権利が与えられている。

以下、朝鮮学校無償化の問題点を報じる産経新聞記事

朝鮮総連、朝鮮学校が人事一体化 高校無償化推進 校長も金総書記が決める 2010.8.7 01:13
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100807/kor1008070113000-n1.htm

朝鮮学校無償化 法令違反も 「思想教育」理念と矛盾 2010.8.6 00:56
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100806/edc1008060058000-n1.htm

政府の“二枚舌”に疑問 朝鮮学校無償化問題 2010.8.6 00:59
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100806/edc1008060100002-n1.htm

総連、朝鮮学校無償化へ攻勢 「日本人になりすませ」 文科省への電話指示、ノルマも 2010.6.13 01:17
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100613/kor1006130120000-n1.htm

■【安藤慶太が斬る】東大、京大の消滅も? 子ども手当、高校無償化のツケだ 民主党の予算編成に見る大学の危機  2010.8.1 18:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100801/plc1008011801008-n1.htm

自民・問責決議見送り、売国政権退治は・・

2010年08月05日 | 政治・外交
終戦の日を迎え、仙谷・菅政権の日韓併合100周年「謝罪談話」が行われようとしている。
自民党は売国仙谷・菅政権退治の切り札を放棄してしまった。
仙谷・菅政権は談話発表について「慎重に検討する」との答弁を繰り返し、追及をかわしているらしい。
国民に中身を知らせず、議論も尽くさないままの談話発表となりそうだ。
自国民を貶め、隣国に阿って何の得があろうか、残念至極。
【主張】日韓併合100年 いまさらなぜ首相談話か 2010.8.5 03:08 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100805/plc1008050308007-n1.htm

 8月29日の日韓併合100年に向けた首相談話について、菅直人首相と仙谷由人官房長官は「慎重に検討する」との答弁を繰り返している。国民に中身を知らせず、議論も尽くさないままの談話発表は許されない。
 日韓併合をめぐる両国間の大きな対立点は、100年前の明治43(1910)年に結ばれた併合条約の法的効力をめぐる争いだ。

 昭和40(1965)年の日韓基本条約で、第2条の「もはや無効である」との解釈をめぐり、日本側は「併合条約そのものは有効に結ばれた」と主張した。これに対し、韓国側は「日本の不当な圧力によるもので、締結時から無効だった」と主張した。

 この対立は現在も尾を引いている。3月に発表された第2期日韓歴史共同研究の報告書でも、「明治政府の強制はあったが、日韓併合条約は有効だった」とする日本側学者の見方と、「大韓帝国の皇帝(高宗)の署名がなく、無効」とする韓国側の主張は、ほとんどかみ合っていない。

 だが、2001年、米国での国際学術会議で、欧米の国際法学者らは「日韓併合条約は国際法上は不法なものではなかった」などと韓国の学者の一方的な見解を批判した。日本側の見解が国際的に受け入れられている。  韓国が首相談話に何を期待し、菅内閣が何を盛り込もうとしているかは分からないが、仮に、併合条約を「当初から無効」とする韓国側の主張に同調するような内容であれば、重大な禍根を残す。

 単なる“謝罪談話”で終わるにしても、韓国は内容を不満として強く抗議してくることが予想される。それでもなお、首相談話を発表する必要性があるのか、極めて疑問である。

 日本の「植民地支配と侵略」を謝罪した平成7年の村山富市首相談話は、事前に有力閣僚や与党幹部に詳しい説明が行われず、終戦記念日の8月15日の閣議で、半ば唐突に出された。
 昭和57年夏の教科書騒動はマスコミの誤報が発端だったにもかかわらず、官房長官談話で「記述是正」を中韓両国に約束した。平成5年の慰安婦に関する官房長官談話は、根拠なしに慰安婦の“強制連行”を認めた内容だった。
 国民のことを少しも考えず、ただ近隣諸国に配慮するだけの首相談話などは不要である。


>自民、問責案見送り 法相戦略相 今国会法案成立優先 2010年8月5日 東京新聞朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010080502000044.html

 自民党は四日、参院で検討していた千葉景子法相と荒井聡国家戦略担当相に対する問責決議案の提出を、今国会は見送る方針を固めた。新人参院議員らを対象にした歳費返納のための関連法案の成立など、与野党の合意案件を優先したため。

 問責決議案は、参院で与党が過半数を割っているため、菅政権を追い込む「切り札」とされる。自民党は二日以降の衆参両院の予算委員会で、千葉氏が参院選で落選したのに死刑執行の命令書に署名した問題、荒井氏の政治資金問題を追及。両氏は「問責に値する」(谷川秀善参院幹事長)としていた。

 だが、議員歳費を日割り支給に変える動きが公明党やみんなの党を中心に浮上。与野党が今国会の会期末となる六日に歳費返納の関連法案を成立させることで合意し、決議案を処理する余裕がなくなった。
 このため、自民党は決議案は重要法案が審議される秋の臨時国会に温存。提出時期を見極めることにした。


夏まっ盛り

2010年08月02日 | 日常・身辺
朝5時前にヒグラシの声と共に目が覚める。明るくなるとともに雀の声も賑やかに聞こえ始める。
4階の我が家、北側の寝室にしている部屋のすぐしたに桜の木があり、そこが音源だ。

やがて太陽が昇り、南側の公園の樹木にも日が射し始めると蝉の大合唱が始まる。このころには前座のヒグラシは引っ込む。主役はアブラゼミとクマゼミ、ジージーの通奏にジャンジャンが重なり、これが夕方まで続く。
ジージー・ジャンジャンの演奏も波があるようで、「おやっ、休憩かな」と小さくなることもあるが、やがてまた思い出したように、競うように再開だ。
下の樹木を眺めていると、蝉はけっこう忙しく飛び交っている。そして我が家の簾や網戸に渡ってくる。
「お昼寝でござんすか、結構ですね」と云わんばかりにひとりしきり鳴いた後、戻っていく。

夕方、暑い西日も沈んでくると、「そろそろお開きにしようかい」とヒグラシが鳴き始める。
なんとなくもの悲しいあの声は、子供の頃の夏休みを思い出させる。それは先延ばしした宿題に取りかかる夏の終わりの風景や、「晩ご飯だよー、はよ帰っておいでー」と呼ばわる近所の母さんたちの声だ。

日もとっぷりと暮れる7時をまわると、大合唱の一日は終わるが、代わりに子供たちの花火が始まる。
不思議なもので蝉の大合唱は喧しいとは思わないが、「わーわー、キャーキャー」という人の声は周囲の建物に反響し実に耳障りだ。9時10時まで続くと、「一体親は何をしてるんだ、躾はどうなってるんだ」と怒りに変わる。
自分の子供らも、ああいう風に他人様に迷惑をかけていたのかなぁ、いやそんなことはなかったと思うのだが・・・

10時をまわると、やっと静寂が訪れる。布団によこたわって本を読みかけるが、たちまち睡魔に襲われ眠りにつく。
一体今日は何をしたんだろうか・・と思いながら。

 蝉の大合唱の公園

 この時期の僅かな花

 夏を謳歌する


 気まぐれに置いたハイビスカスの鉢植え 蕾だろうか


 同じく、イチジク 味わえるのはいつの日か