春が訪れ、桜が咲き誇り、そして散っていき、片手袋と毎日のように出会っていた季節は遠くになりつつある。
そんな中僕に舞い降りた「神戸ビエンナーレ アート・イン・コンテナ 国際コンペティション入選」の知らせ。当然片手袋をテーマにした展示になる。
僕の今までの人生で、テストや宿題や課題制作や書類提出など、期限が決められているものが余裕を持って終わった、という記憶は皆無だ。
神戸ビエンナーレは10/1から12/1まで、二カ月間開催される。作品は9月中旬から末頃までに完成させて設置しなければならない。
僕の性格上、早め早めに意識的に動いていかないと無事完成にこぎつけるのは厳しい気がする。
作品の完成まであと五カ月と少し。入選通知が来てから既に一週間経ってしまっている。
これからビエンナーレ終了まで、一週間に一回程、作品の進行状況をこのブログに記録していく事にする。ブログという開かれた場で誰かに見られている、と思えば僕もキチンと行動する気がするし、何より記録を残しておく事は、制作過程においても何年後かに振り返る時にも役に立つと思うからだ。
勿論、プライベートな話や資金繰りなど、全てを公にする訳にはいかないが、“アーティストとして初めて作品を展示する場が国際的な芸術祭になってしまった男”のドキュメントとして楽しんで頂ければ幸いである。