最近の神戸ビエンナーレに向けた動きをご報告致します。
まず、卒業以来十年振りに母校、玉川大学を訪問しました。
先日、「作品制作にあたり何かご協力頂けないか?」と厚かましいメールをさせて頂いた所、学友会様からすぐにお返事を頂き、今回快く直接話を聞いて頂きました。
早速、卒業生向けの会報に僕の情報を掲載して頂く事になりましたし、今後も色々な形で協力を検討して頂ける、との事。大変ありがたかったです。
大学時代、芸術学科に在籍し様々な事に興味を持っていく過程で、赤瀬川原平さんを知りました。そして路上観察学会にものめり込み、やがて僕の目線はまち、路上へ向くようになったのです。
そして片手袋の存在に気付き、2005年の8月、mixiで“片手袋コミュニティ”を立ち上げ、活動がスタートしました。そういう意味では大学が片手袋の原点だったんだな、と今回改めて気付きました。
十年振りにキャンパスの学食で一人ご飯を食べてみたのですが、青春を謳歌する若者達に囲まれていると、自分が大学時代にやっておけば良かった事が次々を思い起こされ、何とも言えない気持ちになりました。
先日三島賞を受賞された村田沙耶香さんが、僕の一つ上で大学も学部も学科も全く同じだったので驚くと同時に、勇気が湧いてきました。僕も今度こそ、神戸の作品だけは悔いが残らないよう、やれる事は全てやって完全燃焼しようと思っています。
あと、まだ詳しくはご報告出来ませんが、作品制作の土台となる重要な作業を引きうけて下さる神戸の会社様が見つかりました。
会場のメリケンパークの下見も兼ねて、来週は神戸に行ってみようと思っています。また次回に色々とご報告出来れば、と。
作品実現に向けて動いていく過程で、既に幾つもの縁や結びつきを感じています。コンペに入選した事は勿論嬉しかったですが、そういう事が僕のこれからの人生における大きな財産となっていくんだろうな、と思っています。