かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『片手袋、そして終わりのない考察』

2017-03-16 21:11:13 | 雑感

ここのところ、日々出会ってる片手袋の報告みたいなのを敢えて避け、片手袋に関連する考察や問題的等を多めに書いてました。

というのも、もうすぐ冬の片手袋シーズンは終わりますが、当然それ以外の季節も片手袋研究は続くのです。それは軍手やゴム手袋なんかは季節問わず落ちている、という事もありますし、片手袋を深く深く掘り下げて考えるのに季節なんか関係ないからです。

春の到来に備えて(もう春なのかな?)それを確認しておきたく、最近は映画や片手袋に関する根本的な疑問について書いていました。

とはいえ、日々出会ってます。

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これは築地の場内と場外を繋ぐ海幸橋で出会った“ファッション類介入型フェンス系片手袋”です。しかし翌週、

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はい、増殖してました。こういう風に、一つ片手袋が発生すると他の片手袋を誘発してしまう事がありますね。特に介入型は。

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で、こういう現象は冬にしか見られないかもしれないが、こういう現象がなぜ起きるのか考える事はいつだって出来る、という事が本日言いたかったのです。


『六年』

2017-03-11 19:38:18 | 雑感

あれから六年。毎年この日は、震災直後に書いた記事を再掲載しています。

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2017

これは僕が“介入型”と呼んでいるタイプの片手袋です。

落ちている片手袋に気付き、見つかりやすい場所に移動してあげた誰かが存在する。

そうして生まれるのがこの“介入型”の片手袋なのです。

我々には有事ではなく普段から、このようなちょっとした、でもとても重要な心の優しさが備わっています。そう信じています。

ましてや過去最大級の有事が起きている今この時。

批判や言い争いや怒りはひとまず置いておいて、正確な情報や落ち着いた行動に基づく優しさを発揮しましょう。

僕自信、自分に出来る事は何か、冷静に考えてみます。

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六年が過ぎました。果たしてもうあの震災に対して何か区切りはついたのでしょうか?

例えば今日。まさにこの「3.11」という日をどういう風に迎えるべきかで、様々な意見が対立しているのを見掛けました。

「この日だけはあの惨劇をもう一度思い出そう」
「3.11だけ思い出すのではなく、毎日の暮らしの中で考えていかなければ」
「被災地の人間からすれば、毎年毎年津波の映像とか流して欲しくない」
「いつも通りにしてれば良いんだよ」

あれ以来、決して埋まる事のない溝や対立をあまりにも見慣れてしまいました。

僕個人は、こうして六年前に書いた記事を毎年再掲する事で、あの日感じた恐怖や大切な人を守らなければ、という純粋な気持ちを思い出すようにしています。

震災以降に発生したあらゆる対立や問題は解決するどころか、日常の中にのっぺりと浸透して定着してしまったようにも感じられる昨今。しかし、3.11で亡くなった方やご遺族の事を思う時に湧きあがってくる感情くらいは、皆で共有出来るものではないでしょうか?

そういう意味では、この3.11という日はこれから何年経っても、やはり重要な日なのだと思います。

東日本大震災でお亡くなりになった方々やご遺族に心よりお悔やみ申し上げます。


『シュレーディンガーの片手袋』

2017-01-27 20:08:47 | 雑感

「お!片手袋かな?」

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でもこの状態ではイマイチ分からなかったので裏に周ってみたところ…。表のゴミ捨て日のお知らせと裏打ちされた板の間に、この片手袋らしき物体が挟まっていたのです。指の部分でも露出していれば片手袋か否か判別できるのですが。

しかし私は片手袋には触れない主義。取り出して確認できない以上、この物体は片手袋かもしれないし、靴下かもしれないし、レッグウォーマーかもしれない。僕に出来るのは、その宙ぶらりんの状態を写真におさめる事だけでしたよ。

あれ?もしかしてこういうのが『シュレーディンガーの猫』って事?

え?違う?…ああ、そうですか。


『温かい湯船に浸かりたかった』

2017-01-14 22:54:51 | 雑感

夜、寒い。

一刻も早く出先から家に帰って、お風呂に浸かって布団に潜り込みたい。でも、それが叶わない。家まで1kmもない距離。でも、全然辿りつかない。

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その僅かな距離に無数の片手袋。その度にペダルを漕ぐ足を止め、iphoneを取り出し、手袋を外して、様々な角度から撮影。片手袋一枚につき、およそ5分のロス。

それがこの日は片手袋七枚。35分。しかもそんな事をやってるから、渡れるはずの信号も赤に変わってしまい待つ羽目に。40分、50分。時間はどんどん過ぎていく。

ようやく家に着く頃には、体の芯までキンキンに冷えてしまっている。しかも夜遅くなってしまったので、明日の仕事を考えるとゆっくり湯船につかる暇はない。シャワーでさっと済ます。

僕だって。僕だって何かがおかしいと思っている。でも…でも、片手袋があるんだよ、そこに。

僕は、最終的にどこかに辿りつけるんだろうか?それともどんどん遠ざかっているんだろうか?

皆さん、片手袋の冬の旬、最高ですね!


『あけましておめでとうございます』

2017-01-01 23:58:44 | 雑感

2017

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

撮影、研究といったいつも通りの片手袋研究は勿論、今年も色々な事にチャレンジしてみようと思います。僕にご協力出来そうな事があれば、いつでもお誘いください。

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

平成29年 元旦
片手袋研究家 石井公二