かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『神戸ビエンナーレへの道~作品完成!~』

2013-09-27 23:45:57 | 神戸ビエンナーレ2013
神戸ビエンナーレ2013のメインコンペティション、“アート・イン・コンテナ”に出品する『まちに咲く五本指』が無事完成しました。

まずはこの作品が完成に到るまでに協力して下さった全ての方々に感謝です。

明後日に大賞などを決める最終審査があり、それが終わって10/1から二ヶ月間、いよいよ神戸ビエンナーレの開幕です。

僕の作品はとてもシンプルです。しかし八年間続けてきた片手袋研究に対する情熱は、静かにコンテナ内にほとばしっていると思います。

何故僕が初めて大々的に片手袋を発表する場に神戸ビエンナーレを選んだのか?今回の神戸ビエンナーレ全体が掲げる“さく”というテーマ、また作品募集要項に書いてあった“一人一人が、切り裂かれた世界の向こうに何を見るのか”という一文。全てはそこに鍵があります。

震災を経験してから自分なりに考えてきた事。冗談みたいだけど、答えはずっと続けてきた片手袋の中にありました。
なんて書くと重苦しい作品だと思われるかもしれませんが、勿論、片手袋が纏っている飄々とした雰囲気や、思わず笑ってしまうような愛嬌は損なわないよう気をつけました。まずは一目見て笑ってもらえれば最高です。

会期中、僕もなるべく会場に行きます。コンテナ番号21番が僕の作品ですが、その辺りにウロウロしてるオッサンがいたら、気軽に話しかけて下さいね。より多くの方々と交流出来る事を祈ってます。
勿論、僕の作品だけでなく、神戸ビエンナーレや神戸の街を楽しんで下さいませ。詳細は以下のページでどうぞ。

http://www.kobe-biennale.jp/

半年間、本当にお世話になりました。そしてこれから二ヶ月が最高の日々になりますように。

このブログで書ききれなかった制作過程や、作品の詳細なども今後徐々に書いていきます。
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※写真は制作期間中、ホテルで一人寂しく作戦会議していた時の様子。