8/31まで東京都現代美術館で開催されていた『クロニクル1995-』展、最終日に行ってきました。良い評判を聞いていたのと、都築響一さんの写真がお目当てでした。
とても興味深いテーマ、そしてそのテーマに対する作品のセレクト、両方が素晴らしくて面白い展覧会でした。
全て東京都現代美術館のコレクションからセレクトされた作品だったそうですが、その中に千葉正也氏の『若夫婦と黄色い家』という絵画がありました。
(こちらのページ、右から二番目の作品→
http://shugoarts.com/artists/masaya-chiba/by-year/y2010/)
何となく引き付けられるオーラを纏っていたのでじっくり見てみると、何と黄色い片手袋が描かれているではありませんか!しかも緑色の両手袋も描かれているので、黄色い方は片方だけである事に意味が込められているように思うのです。
気になって家に帰ってから調べてみて、さらに驚きました。『若夫婦と黄色い家』は2010年の作品ですが、千葉氏の近作には木製のパネルに描いた絵を片手袋に貼りつけているシリーズがあったのです!
(http://shugoarts.com/artists/masaya-chiba/#works)
これまで片手袋が題材になっている作品は、マックス・クリンガーの版画、イリヤ・カバコフのインスタレーション、そして恥ずかしながら私の神戸ビエンナーレでの展示があったと思うのですが、千葉氏も片手袋に何か特別な思い入れがあるのでしょうか?
とても気になりました。