神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[SF] 未確認原爆投下指令

2009-08-02 22:55:08 | SF
『未確認原爆投下指令 フェイル・セイフ』 ユージン・バーディック/ハーヴィー・ウィーラー (創元SF文庫)



古本積読消化。

1962年に全米を恐怖のどん底に突き落としたベストセラー問題作とのことだが……。

これって、小説というよりは、日本でいうと政治系新書みたいな感じで売れたんでしょうか?
正直言って、小説としてはダメダメなんですが。
登場人物の過去とか家族とかの描写で膨らませているんだが、これが退屈で面白くない。
それならば、淡々と事実描写だけに徹すれば良いものを、いったい何やってんだか。

ただ、ここで書かれていることは、可能性として21世紀の現代でも色褪せていない怖さがある。
一触即発の政治的問題であることに加え、ソフト開発を生業にしている以上、フェイル・セイフについては、ちょっと敏感になってしまう。

この小説で書かれた不具合を回避するにはどうすればいいかは、いろいろ考えられなくはない。しかし、問題なのは、どちら側にセイフとするのかということだ。ここでは、一度発動した原爆投下指令を如何にして取り消すかということが課題になっている。すなわち、原爆が投下される方にセイフとなっていて、バカでも最終戦争が発生するようになっているのだ。

当時は、それこそがセイフ(安全保障)だったということなのだろう。

21世紀。今となっては、如何に最終戦争を起こさないようにするかというフェイル・セイフに方針転換されていることを信じたい。


[コンサ] セレッソ大阪 - コンサドーレ札幌

2009-08-02 22:25:24 | コンサ
セレッソ大阪 3-0 コンサドーレ札幌 @FootNik恵比寿

今日、はじめてFootNikに行ってきた。
5時過ぎに着いたんだが、客はほとんど誰もおらず、店の人にセレッソ対札幌はどこに座れば見えるか聞いたら、決めていなかったらしく、しばしカウンター内で討論会。結局、入り口側に誘導されたんだが、実は山形サポが陣取った席があったりとか。

歓声の上がり具合からすると、山形サポ多数>札幌サポ>ガンバ、セレッソな感じ。あと、ビール飲みにくる外人も多かった。J2の試合をどう思ってみてたんだろう。「あぁ、TVついてるね」くらいなのかな。

試合結果は見ての通りですが、チャンスはそれなりに多かった試合。チャンスをきちんと決めていれば、3-3ぐらいに余裕で持ち込めたはず。しょっぱなのキリノのプレーでPK取ってもらえなかったのがすべての始まり。

失点はどれもDFラインというよりは、中盤のプレッシャー不足。やっぱり、宮澤じゃなくて守備専の選手を使った方がいいのではないか。芳賀+ダニルソンが一番安定すると思うんだけど。

今日よかったのはダニルソンくらいで、最悪はキリノと藤田。古田とハファエルお披露目は良かったけど、あんまり目立たず。ハファエルはそれなりだが、古田はまだまだ。西に替えて出すほどじゃない。

まぁ、セレッソの選手は基礎技術が違いすぎる。ロングパスでのボールの回転とか、札幌の選手はちゃんと考えて蹴ってるんだろうか。戦術云々の問題じゃない。きちんとボールを止める、きちんとボールを蹴る。そこからは始めないとヤバイ。

相手は日本代表とはいえ、香川より上手いブラジル人はいないのか?
それが本当なら、日本代表がワールドカップでベスト4も夢じゃないんだけど。



以下、余談。
一緒に観戦した女友達との会話。

俺「誰が好き?」
女「あのお尻が大きい人は?」
俺「クライトンならやめちゃったけど」
女「じゃぁ、もうダメじゃない」

……とっくにダメです。でも見捨てないで!

女「セイヤって7番?」
俺「そう」
女「人気あるの?」
俺「昔の方が若い子に人気あったかも」
女「髪形がジャニーズみたいだから? 顔はそうでもないじゃん。あんなチャラいのダメだよ」

……チャライのはダメだそうです。

女「えーっ! なんでシュート外すの!」
俺「藤田だから」
女「そっか」

……納得だそうです。すっかりイロモノ扱いの藤田。

次節は厚別で福岡戦。楽しみは中払にどれだけブーイングが飛ぶのか、くらい?


黄金の都 シカン展に行ってみた

2009-08-02 08:54:41 | Weblog
上野の科学博物館で開催中の『インカ帝国のルーツ 黄金の都 シカン展』に行ってみた。

いつ?
先週の日曜日ですが(笑)

パシフィコ横浜の『海のエジプト展』とも迷ったんだけど、あっちは入場料がバカ高いし、アレクサンドリアには行ったことあるし。

で、感想ですが、あんまり……。

展示は土器が多く、発見された1.2トンの金属はどこにって感じ。
神様もエジプトやインドみたいに多様じゃなくて、アーモンドの眼の神様しかいなくて。まさか、一神教だったとか?

30年目の真実とかいう煽りがあるのに、なんのことやら。テレビで見たようなものしかないんですけど。

今回、一番興味深かったのは、支配者の輿と思われる輿の背板の意匠ですかね。

ひとつの鳥居の下に、神の面をつけた3人の人物がいるパターンが、上下2段左右3列に並んでいる。これは3頭政治を表しているんだろう。パターンが6つあるのは、6代目という意味か、6ヶ国連合という意味か、はたまた、ただのデザインか。

少なくとも、支配者階級が3人一組の体制を組んでいたのは容易に想像できる。

そうすると、ロロ神殿に埋葬されていた3人がそれなのか。

叔父と甥、そして一人の女性が支配する神殿都市。
なんだかドラマが生まれそうで、ワクワクしませんか。

シカン発掘では逆さ埋葬に代表される謎がいくつかあるのですが、まだまだドラマが足りないと思います。エジプトにはツタンカーメンや、クレオパトラといった、いくつものドラマ(架空のものも含め)があり、それが人を惹き付ける魅力になっているわけで、シカンにもそれが欲しいと思っていたところ。

さて、写真は会場出口で売っていたペルー名物サボテンジュース。
色から見ても、味から見ても、サボテンの花の絞り汁。
まずくは無いんだけど、青臭いような、健康に良さそうな、ちょっと独特な味。
飲み終わってから思い出したんだが、エジプトで飲んだ砂糖入りハイビスカス茶に似ている……かも。

むぅ、やっぱエジプトか……

怒涛の一週間だった

2009-08-02 08:39:12 | Weblog
今週はある意味ひどい一週間だった。

プロジェクトの極端な方向転換があって、対応に右往左往状態にもかかわらず、社外研修3日と社内教育1日。しかも、社外研修はもれなくハードな宴会つき。タクシー代も含めて10万円ぐらい使ったかも。おかげで、フル稼働できたはずの日は、出社したものの二日酔いで戦力外。


土曜出勤で挽回しようとしたが、前工程というか、下回りが不具合で動かず待ちぼうけ。しかも、ハードな一週間のせいで体力低下したのか、風邪気味で咳き込むし。

来週は、もっと余裕を持って過ごしたい。なぁ。

つぅか、夏休みくれ。
本読んで映画見てゲームして、それだけで終わる一週間でいい。