FXと四国遍路とワンコと菜園の物語 

一般大衆投資家が、時々四国遍路に出発、FX取引を行う様子をメモ。合せて、愛犬君の近況や、菜園などのことも掲載

FX 今週の言い訳 

2021-03-20 08:54:32 | 日記

おはようございます。3月20日土曜日です。広島は曇り、天候は落ち着いているようです。今冬、窓から入ってくる冷気を防ぐために、厚手のカーテンを張ったり、1㎝の厚さの発砲材を窓に張り付けたりしていましたが、昨日、これらを全部取り外しました。時期は彼岸になりました。暑さ寒さも彼岸まで、の言葉通り、これからは夏へ向かって徐々に季節は移っていきます。この季節の動きと、人の生活があって、相場の世界も成り立っているように思われます。

金融相場、業績相場、反金融相場、反業績相場と相場は循環し、春夏秋冬の季節の中で、人々は力強く歩を進めていきます。今はどの相場なのかわかりますか?

さて、今週の言い訳です。

取引が忙しいときは、ブログ更新も少なくなり、読者の方たちには少し不満のことと思われます。

相場が動き出すと、エントリーやイグジットのタイミングでブログを更新できず、という具合のケースが多く、しかし、その動きが大きいために、取引き参加すると、その稼ぎは大きくなったのも事実。今週は買っても売っても稼ぐことができました。

しかし、辛抱はやはりつきものでした。

どこでエントリーし、どこで決済するか、その見極めができれば、そのシナリオでポジション保有をしていきます。

今週はFOMC、英国中銀、そして日銀と会合が続き、金融政策が出そろいました、これからの相場は、これらの金融政策を基に、動いてくると思われます。

FOMCは、「異常な動きでない限り、利回り上昇は静観する」とし、米国の利回りは上昇傾向になっています。金曜日の引け時の利回りは、1.730%となっています。

かつて、この1.7%台の利回り水準は、危険水域とされ、株価は警戒し始めると言われてきました。株価だけではなく、ドル円相場も、利回り上昇とは連動しなくなったのかと思われるような動きになってきた感もあります。

昨日出た報道で、これまでに書いたことのあるSLRの取り扱いについて、FRBは声明を出し、規定通り3月31日で停止し、対応するとしました。これで、通常の規制枠を超えて保有していた国債については、金融機関は、処分売りをしてくるようになると思われます。

これが出てくると、国債価格は下落し、利回りは上昇してくる傾向になると思われます。

これを防ぐために、FRBは、国債を買い入れると思われますが、長期債を買い入れるのか、それとも期限の短いものを買い入れるのか、など、FRBの取組みで、債券市場は暗中模索しながら、FRB動向を探り、保有国債の処分をしてくると思われます。来週以降の株式市場や為替市場では、この影響を受けるようになると思われます。

昨夜のNY市場では、ダウ平均は下落していますが、ハイテク株の多いナスダックは上昇しています。ナスダック市場では、利回りはそろそろ上限という事を意識しているのかもしれません。ナスダックは利回りに敏感な市場です。

昨日出たSLRに関するFRBの声明ですが、なぜ昨日出したのでしょうか。FOMC後の記者会見では、SLRに関しては全く触れていません。FOMC後の決定事項や記者会見でも全く触れなかったことについて、市場関係者からは、いろいろな推測が出てきていました。期限を延長するのではないか、とか、徐々に処分売りを進めてくるのではないか、などなど。

これは小生の推測ですが、17日のFOMC後にこれを発表すると、木曜金曜の相場が波乱するかもしれないので、これを避けるため、金曜日の午後に発表し、市場の波乱を収めた、のかもしれません。この土日で、保有限度を超える国債を保有する金融機関は、この処分計画を作り、来週月曜日から、保有国債の処分売りをしてくるかもしれません。

やはり、そう考えても、来週の波乱要因か、、、、。

こう考えれば、昨夜の長期利回りが1.73%台になっても、これが続かず、徐々に下がってきて、これに連動するかのように、ドル円相場も下がってきています。

これまでにも何度か書いていますが、ドル円相場の大きな循環でのトレンドラインが右肩下がりで、109.10円付近を通過中であることも、上抜くかどうか重要な分岐点であり、慎重に判断しているのかもしれません。

米国経済は、大規模なインフラ投資も始まりますので、これからさらに回復へと向かうと予想されています。こうなると米国経済はコロナ前を回復し、さらに上昇していく可能性も出てきています。こうなると、さらにドルが買い進まれ、ドル高傾向を維持してくるのかもしれません。

最近は、ドル円相場では、これといった問題はないようですから、この水準を巡る日米の課題はない様子。

そうなると、やはり、米国政権の政策による経済動向によって影響を受けるドル円相場と考えてよいのかもしれません。これって当たり前のことじゃん!!!

SLR問題が来週の相場にどう影響をしてくるか、チェックが必要なようです。

長期利回りが上昇してくることで影響を受ける市場は、不動産市場も影響を受けそうです。住宅ローン金利は、30年物国債の利回りと連動していると思われます。これも上昇中のようですから、住宅市場も影響を受けてくるようになると思われます。金利が上がると、販売は鈍くなるのかもしれません。景気に影響しそうです。

これから先、景気回復と利回り上昇、さらにはインフレ傾向などが複雑に絡みながら、経済社会を作っていくようになると思われます。そのような中でも人々は頑張って生き抜こうとしています。

相場の季節と人々の生活リズム、複雑に絡み合って、社会はできているようです。

ドル円相場には、慣性というものがあり、株式市場や先物市場よりも、如実にこれが出てくるように思われます。小生の経験からはそう思われます。

この慣性で来週のドル円相場を考えると、、、、まだ下げていきそう、というような想定ができるようですが、、、果たして、、、、。

今週も拙いブログを訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌

 

コメント
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