おはようございます。6月5日月曜日です。広島は曇り、ここ数日の天候は穏やからしい。日中の気温は上昇し、暑くなりそう。台風2号の性で、日本列島の梅雨入りが早まったようで、しかし、そのまま、愚図つく天候とはならず、この状況では、梅雨入りの取り消しがあるかも、などと思ったり。梅雨入りしたという情報は特段必要とは思わない小生です。雨の多い時期になったという感じのもので良いと思っています。
雨が降ると「天気が悪い」と言い始めたのはどなたでしょうか。天気に良いも悪いもありません。人間に都合の良いものが「良い」とされ、都合の悪いものは「悪い」とされる風潮があります。雨の日でも、心を穏やかに保ちたいと思います。物言わぬ、動かぬ植物の生命力の原点はやはり水分と陽光と思われます。
さて、相場です。先週金曜日の米国市場では、株価は、3市場とも揃って上昇して引けています。株が上昇して債券価格は下がり、利回りは上昇という動きになっているようです。CMEN225は、31960で引けていますから、本日の日経平均は、強含みで推移するかもしれません。一時的には、32000円台に乗るかもしれません。当面の節目は、32110円付近と思われます。ここを目指すようになるかもしれません。今日にも行くかっていう感もあります。しかし、利益確定売りも出やすいと思われますので、少しは上値が重くなってくるかもしれません。
ドル円では、利回りは、3.698%付近となっています。
米国の債務上限問題は、3日に債務上限を停止する法律(債務責任法というらしい)が成立し、上限の制約がなくなっています。本日5日には、1700億ドルの政府短期債(TB)の発行入札が予定されているようです。
しかし、これは、一難去ってまた一難、かもしれません。
債券が多く発行されてくると資金がその方向へ向かい始めるようになると思われ、銀行の預金は債券購入資金となり、預金残高が減少してくるようになるといわれています。資金の流れが変化してくる可能性がありますから、少し注意を要する市場環境となってきます。
いつまでも無限に上昇していく相場などありませんから、株価もいずれは下がってくると思えば、株から債券へ資金を移す投資家も徐々に増加してくると思われます。
ドル円相場も、上値余裕は徐々に減少してきていますので、今週末頃を睨んだ売り物が出てくることも想定できそうです。オプションNYカットの設定では、本日分もありますが、7日8日分の設定が多いようで、これらは、本日寄付き値より下に設定されています。この状況からは、相場はいずれ下振れしてくる、ということも想定できそうです。MSQ絡みと思われるものもありますから、7日8日は乱高下する相場になるかもしれません。
債券が買い求められるようになると、債券価格は上昇し、利回りは低下していく流れができてきます。財源手当ての目的のものは短期債になるようです。TBと呼ばれる種類のものになると思われます。これから、次から次へとTBが発行され、市場へ向かってきますので、やはり、資金は債券市場へ張り付いたままになるかもしれません。
株式市場では、今年末から来年初めころに不況入りしてくるという考え方もまだありそうですから、現在は、株の上昇に乗るとともに先を見越して債券も買っておくという動きが出やすくなっているのではないかとも推察されます。こうなると、株高、債券高が共に起き、利回りはFRBの取り組みで、高金利状態がしばらく継続する流れになるかと思われます。
金利に目を向けると、高金利通貨は買われ、低金利通貨は売られるという流れもできてきます。米国の利回り低下ということは年内はないと思われます。
昨日のブログにも書きましたが、今週の東京市場は、6日金曜日のMSQの関係で、9月限月物へ乗り換えが起きますから、週央に、少し波乱気味に上下する恐れがありそうです。要注意。
ドル円は、現在、米国市場動向の影響を受けていますから、5日月曜日に出てくるISM非製造業景況指数結果を受けて、相場は少し強めに動くかもしれません。事前予想では、52.2と前回よりも良いだろうと考えられています。この指標は、50を超えていれば問題はないとされているものです。予想通りとなれば、先週金曜日の雇用統計とともに、6月FOMCでは利上げを考える材料になってくると思われます。
ベージュブックもすでに発表となり、FRB関係者の発言禁止期間に入り、これまでの情報から、FOMCの動きを推測するようになってきます。
今回FOMCでは、利上げか、それとも、利上げ停止、の二者択一になると思われ、今回はまだ利下げにはならないと思われます。利下げ開始となるのは、来年かもしれません。FRBのある理事は、「利上げ停止は金利のピークを意味しない」と発言しています。6月は利上げを見送っても、7月FOMCでは利上げがあるかもしれないと言っているようです。出てくるデータ次第と、代わり映えのない発言、、、。
利上げとなれば、ドルは買われ、利回り上昇を嫌気して株は売られ、債券も売られるという本流の流れも出やすいとは思われますけど、、、、。ただ、前述のように、不況入りを先読みして債券を購入する動きは出てきそうです。
利上げ停止となれば、ドルはユーロとの相対関係から売られ、利回り変わらずで株式は買われて、債券も買われるという状況になるかもしれません。
先週出た雇用統計で、平均時給が下がってきていますので、ここに着目すると、6月FOMCでは利上げはない、据え置きという論調も出てきています。
どちらにしても株式と債券は正の相関で動いてくるかもしれません。
6月4日の「今週の言い訳」で138.5円付近がネックラインか、と書いたように思いますが、これは次のように修正したいと思います。
今年のドル円相場は、125円から150円のレンジを想定していますので、この中央値は137.500円となります。
1月16日安値127.216円は、2021年1月~2022年10月のドル高円安の上昇波の半値押し水準に相当し、想定レンジ下限に近いものとなっています。
現下のドル円相場が142円付近まで行くと、調整入りして122円から125円付近までの押しが出てくる可能性もありそう、というのが最新の見立てです。
1月16日の押しをもって下振れは終了になるかも、という発想は、今は持たない方が良いように思われます。
市場に参加し、取引を行う場合、弱気は最大の敵になります。種々検討し、決断して、行動を起こす、というチャレンジ精神は常に必要になってきます。
迷いが生じたり、弱気になったときは、相場参加は見送るのがベターと思われます。
少し昔流の表現を借りると、「気力に欠くるなかりしか」となります。これを常に自問自答している小生です。
本日の相場は、先週金曜日の影響を受けて、東京タイムの午前中は、上昇傾向となり、140円台の取引になるかもしれません。本日は5日ゴトー日ですから、東京仲値公示タイムへ向けて、ドル需要が出てくるかどうかチェックになると思われます。このタイムを通過すると、今度は夜出てくるISM非製造業景況指数を念頭に入れた動きが出てくるかもしれません。「どうせこの指標は良いのだから、今は利益を確定して、相場を少し押し下げておこうか。そして下がったところでドルを買い戻せばよい。」などと思う投機筋もいるはず。それに対応する投機筋もいるはずで、相場が下がればすぐ買い拾うものも出てくると思われます。相場はじわりじわりと下げていき、ISM非製造業の結果が出て、多分、反発上昇で一気に動くと思われますが、何が起きるか分かりませんから、用心しておくに越したことはないと思われます。
本日の相場は、東京タイムでは、139.50円から140.35円の範囲を想定中。ISM結果が出て、このどちらを抜いていくかになりそうです。
健太君の判定は、「買い」は、140.012円超、「売り」は、140.012円以下、「買い」は、139.279円以下の場合となっています。
FPVは、139.542円、R1は、140.481円、S1は、139.016円となっています。
今週の東京市場は、6日金曜日のMSQが控えています。相場の乱高下には注意が必要と思われます。
小生は、先週金曜日に保有したロングの管理が本日の業務となりますが、シグナルが出てくれば、その方向へポジション取りするかもしれません。
本日は、7時になってようやく上昇する気になったようです。日通し高値140.087円まで伸びてきています。
現在7時26分ですが、ここまでの動きでは、値幅から見ると、買い方優勢相場になっているように思われます。
まもなく東京タイム開始です。今週もよろしくお願いします。合掌
追伸 8時42分です。上値がさらに伸びてきていますので、東京タイムでの上値は140.57円付近へ移行すると思われます。今朝ここまでの状態では、押し目待ちに押し目なし、というパターンになるかもしれません。どこまで辛抱できるか。
追伸 13時04分です。 少し前に139円台まで押し込んだ場面がありましたが、そこで、139.997円でロングを買い拾っています。しばらくこれで様子を見る予定。上値が少し重くなってきている感もあります。
追伸 16時17分です。日通し高値が、5月31日高値140.378円を上抜いてきましたので、保有ロングは、全建玉を140.395円で堅実に決済しました。リスクが取れる場合はさらに保有継続となります。
追伸 21時22分です。間もなくISM非製造業景況指数が出てきます。予想通りとなれば、ドル円はドル買い円売りとなってくると思われます。果たして。
先ほどの押しの時、140.212円でロングを持ってみました。ギャンブルか?読みの結果や如何に。
追伸 21時30分です。ISM関連指標の発表は、23時でした。修正します。陳謝。