おはようございます。6月10日土曜日です。広島は曇り、早朝は気温が少し低いので、過ごしやすいですが、日中は少し蒸し暑くなるかもしれません。本日は前は降らず、という予報になっていますので、外回りの用事をいろいろと片づけようと思っています。
昨日は青チソを二株植え付けました。夏場のソーメンの薬味として活用が増えてくると思います。きゅうりの収穫が始まりました。これからは、毎日何本かの収穫を行うようになると思われます。
さて、今週の言い訳です。
まず、株価ですが、相変わらず強い相場になっています。CMEN225は、32600円台で取引を終えているようです。昨日日経平均引け値と同じレベル。
株式市場の堅調さの中で、少し不思議に思うのは、銘柄によっては、上昇しないものもあるということ。
例えば、日産自動車。
この会社は、本邦でのEV自動車販売台数トップの会社ですが、株価があまり動きません。海外勢からの買いが入ってきていないようです。
ゴーン氏の犯罪が明らかになってから、売り込まれて、値を戻すことが難しいようです。
何が悪いかというと、経営者の判断でしょうかね。商品が悪いわけでもなく、国内EVシェアトップですが、この状況が株価に結び付いていません。
一旦地に落ちた評判を取り戻すには、何倍もの時間と労力を必要とするようです。
次の例は、パナソニック。
この会社はかつて松下電器産業と言い、カリスマ経営者、松下幸之助さんが一代で築き上げた会社。
今は、松下幸之助さんの遺産を食いつぶしているとまで言われています。競合会社のソニーも不振の時代がありましたが、今では立て直しに成功し、世界のひのき舞台に上がっています。株価も大きく上昇しています。
パナソニックとソニーの違いはどこにあるのか。
業容の取捨選択が一番とは思いますが、今では、ソニーがメーカーであるという認識を持っている投資家は少ないのではないかと思います。不振の事業はきっぱりと廃止し、これからの時代に必要となる事業の集中取り組み・展開を積極果敢に始めています。
パナソニックの体質として、社員も事業も思い切った整理ができず、これから展開する新規事業の発見や、それを担う人材の動機付け・育成ができていないようです。パナソニックはメーカーのままのイメージがあります。体質転換ができていないと思われます。ソニーとパナソニックは株価は10倍10分の一という関係。
これも、やはり経営者の取り組みの差と思われます。
パナソニックはメーカーのままです。パナソニックの経営者は「それは違う」というと思いますが、投資家のイメージは経営者の思いとは全く異なるようです。
今週のドル円は、週初、139.940円から始まり、高値140.452円、安値138.757円、終値が139.362円となっています。結局、今週は下げて引けたということになります。
月曜日に高値を付けた後は、傾向として下げ傾向となり、金曜日に安値を付けるという動き方でした。
今週のトピックスとしては、水曜日と金曜日の動きになると思われます。
水曜日は、カナダ中銀が利上げを決めて、これを受けてドル円が急上昇し、金曜日には、カナダの雇用統計が出て、これを受けて相場は急落。
米国発の材料のない中で、カナダ中銀の金融政策や、隣国の雇用データに振り回された週と言えるのかもしれません。
これまでカナダ発情報で、このように動いた相場の記憶がありません。
材料がない中で、来週のFOMCを控えていたこともあり、動けないディーラ達だったと思われますから、カナダ発情報が取引材料になったということかもしれません。
カナダ中銀の動きから、FOMCの動き方を推察できるとも言われています。
今回か次回のFOMCで0.25%利上げするというパターンがあるようで、これが市場の中心的判断のようです。
こうなっても、パウエル議長の記者会見での発言がどのようなものになるか、注目されます。
昨夜の動きでは、東京タイムの安値を欧米タイムになっても更新できていません。東京市場のMSQを通過したばかりですから、これからの相場をにらみ、動意薄だったということもあると思われます。
また、米国市場は、来週16日金曜日がMSQですから、来週もイレギュラーな動きが出てくることも想定しておくことが大事になるかもしれません。特に14,15日の水木曜日頃は要注意になると思われます。ここに13,14日のFOMC結果が重なりますから、相場がどちらに動くにしろ動意づくと思われます。今週以上に注意が必要になると想定しています。
また来週は、13日にCPI、14日にPPI 、15日に小売売上高やECB政策金利、16日には、ミシガン大学消費者信頼感指数も出てきます。日銀会合結果も出てきます。
米国発だけも充分な取引材料があると思われます。投機筋にとっては、またとない週間になるかもしれません。
来週月火で、ある程度上下して、水曜日の結果発表を待つようになると思われ、結果が出て、動意づき、相場は動くようになると思われます。
CPIやPPIは前回よりも悪化すると予想されていますので、FOMC結果が出るまでは下押し傾向になるかもしれません。悪化状況にも因りますが、下振れした場合、下値としては、138.5円や137.5円付近になるかもしれません。この付近まで下押しして、相場の下値支持を固くするつもりかもしれません。137.5円付近まで押すと、反発は素早いものになるかもしれません。
あまり先のことを考えても、無駄な気もしますので止めます。
来週は相当の注意が必要な週になりそうです。
陽射しが出てきました。この後、外出し用事を済ませたいと思います。良い週末をお過ごしください。合掌