黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

敗戦前日の樺太(サハリン) 豊原のこと & お盆

2019年08月14日 | 戦争

昭和20年8月9日にソビエトが参戦して

 

樺太に住む者の緊張感が高まった

 

12歳だった私も 

 

空襲警報になると急いで防空壕に飛び込んだり

 

ソビエト兵が攻めて来るのではないか

 

不安な気持ちでいっぱいだった

 

15歳以上の男子を除く婦女子の疎開がはじまり

 

我が家は父を除いた母子7人が

 

18日に北海道の伯父宅へ疎開することが決まった

 

農作業ばかりの女学校は

 

子守でサボることが多くなっていたし

 

お米が少しの雑炊はすぐお腹が空き

 

非常食の炒った大豆を食べると

 

すぐ下痢をする

 

暑い夏だった 

 

 お盆の記憶はない

 

1937年に建てられた旧樺太庁博物館

2012年に訪れた時も当時の建物 展示物が残され

博物館になっていた

池は新しく造られ 狛犬は護国神社に合ったものが

玄関わきに鎮座していた

 

 

今朝

 

施設に入っている88歳の姉から電話がきた

 

弟とお寺にお参りに行ってくる

 

涼しくなったら会おうね

 

 

実家は処分し父母も永代供養したので

 

私はお寺には行かないで

 

心の中で祈るだけ

 

娘が来たが静かなお盆

 

昔話を沢山した

 


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