仏壇にお供えした御飯をおろしたら
干からびていた
もったいないと思ったが捨ててしまった
子供の頃
御飯(お米)を粗末にしてはいけません
粗末にしたら目がつぶれますよと言い聞かされて育った
学校ではお弁当の前に手を合わせ
「箸とらば 天地御代の御恵み 君と親との恩を味わえ」
と唱え感謝をして食べた
敗戦後の食べ物のない時代は
ご飯の顔を見たことがなかったが
すべてにもったいないと思う心があった
固くなった御飯は水でうるかしお粥にしたり
干し飯にして炒っておやつにしたりした
飽食の現代
余った食べ物は捨てられ
もったいないは死語のようになった
その一方
日本の食料の自給率は37%であり
飢餓の国が溢れている
粗末にしたのを後ろめたい気持ち
もったいないの気持ち
年代によって考え方が違うのが明白
私の年代(80代)
食べ物がちゃぶ台からこぼれた時