平成の終わりまでは
老々夫婦だがほゞ自立していた
令和に入った途端
襲いかかった大きな試練で
老々介護がはじまった
通院も一緒について行くようになったし
広い院内は車椅子の介助が必要である
つらいとは感じないし当たり前と思っている
疲れるので休息(昼寝)が日課になり
体調が悪い日は朝から横になるし
家事の手抜きがますます多くなってきたが
趣味や自分のしたいこと 楽しみは
犠牲にはしたくないので 今まで通り続けている
つらいのは介助されるほうである
パソコンも出来なくなり 新聞も読めない
大好きだった手作業も出来ない
時々寂しそうな顔をしている心の奥
つらいだろうなあと思うが口には出さない
優しい言葉をかけることもなく
当たり前の顔をしている
今日は定期の会食だった
友たちも老々介護がはじまっているが
みんな明るい