風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
公演情報や稽古場速報、全国巡回公演の情報など
日々の出来事を速報!!

「パンダの物語」海外ツアーフランスへ向けて

2008-06-16 21:37:34 | トピックス
「フランクフルトに恋人がいるサックス奏者が語るパンダの物語」
BITEIフェスティバル(モルドバ)、Sibiu国際芸術祭(ルーマニア)招待公演に行ってきました!!!

期待と不安を胸に、まずはモルドバ共和国での公演!



劇場は、ジャンヌ・ダルクチームが4月にウジェーヌ・イヨネスコ劇場との共同製作作品を公演したイヨネスコの拠点劇場「ジンタ・ラティーナ」で行いました。
約300人が入る劇場はほぼ満席。イヨネスコのメンバーの多大な協力を得て、いいスタートを切ることが出来ました。
各国から集まる約30劇団、ボランティアとして参加している地元の学生さん達との交流もありました。BITEIフェスティバルでは情熱と温かさを感じました。

モルドバで過ごす時間もわずか…別れを惜しみつつ、私達パンダチームは次の公演、ルーマニアへ向けて出発しました。




Sibiu国際芸術祭は約300劇団がフェスティバル期間中、毎日朝から夜遅くまで街の至る場所で演劇、音楽、ダンス、パフォーマンスの行われている芸術祭です。
一日中、街は大賑わい。

ここでの劇場は「ゴングシアター」
約100人ほど入る会場で、モルドバとはがらりと変わる舞台と客席数。
この劇場の芸術監督をしているダニエルは、2002年に風が招聘公演を行ったラドゥ・スタンカ劇場日本公演「白痴」のメンバーの一人でした!嬉しい再会と彼と、劇場スタッフのメンバーのおかげで劇場仕込みもあっという間に終わり、いよいよ本番。
前日、当日と自分たちの手で巻いたチラシをもらってくれたお客さんが客席に見えた時は、本当に嬉しかった!街の人の芝居や人に対する関心を感じたり、アビニョンに向けての決心も自分達の中にうまれてきました。

そして、何よりの協力者、作家のマテイが来てくれました。



終演後、国営放送のインタビューを受ける演出の南雲史成



ルーマニアでもボランティアとして参加している現地、日本人の方々に多大な協力を得ました。ボランティアの方との出会いは本当に良い出会いでした。

マテイは公演後もアビニョンへ向けてのアドバイスを話してくれました。
私達は今、アビニョンへ向けて稽古を再開しています。
モルドバ、ルーマニアを終えて新たな課題、挑戦、決意が生まれました。
夏のアビニョンはさらに熱く、厳しい場であることをそれぞれが胸に刻み、稽古や話し合いをしています。

フランスへ出発まで、あと1週間!!!

『肝っ玉おっ母とその子供たち』旅速報!⑤

2008-06-16 00:59:01 | 全国巡回公演
『肝っ玉』の旅公演、今週は岡山県からスタート!
印象深い出会いがたくさんありました。



▲6月9日、津山文化センターでの岡山作陽高校の公演では、前日の発表会で成果をおさめて活気のある演劇部との座談会がありました。
肝っ玉の矛盾を抱えながら生きる姿に人間らしさを感じたという生徒さんたち。次の発表もがんばってください!





▲10日、岡山後楽館中学・高校。定時制の学校で、生徒会が中心となり企画した公演でした。生徒さんたちは一般公演のように手作りのチケットを持って入場。
写真は公演前に行なったバックステージ・ツアー。座長の柳瀬太一の案内で、演劇部+表現の授業を選択している生徒たちが、舞台の仕掛けや‘付け髭’のメイクを試して盛り上がりました!

▼後片付けを手伝ってくれた男子生徒さんたち、ありがとうございました。先生、今度はレパートリーシアターでお待ちしてます!





▼11日は三重県の松坂工業高校の公演でした。
「生徒たちにぜひブレヒトを見せたかった」という先生と、座談会に集まってくれた生徒さんたち。生徒会書記さんからは掲示板に書き込みをいただきました。ありがとう!






13日に公演を行なった福井県の三国高校は、今年で創立100年!
暑い日の体育館公演でしたが、片づけを手伝いに来てくれた図書視聴覚委員、演劇部、そして有志の生徒さんたちは見終わった後の熱い感想を伝えてくれました。
▼生徒たちに囲まれ、肝っ玉おっ母から色紙を受け取る先生。ありがとうございました!