風のBLOG

東京演劇集団風の時事通信!
公演情報や稽古場速報、全国巡回公演の情報など
日々の出来事を速報!!

2012 肝っ玉おっ母とその子供たち~あとから生まれてきた人たちに 東日本巡回ツアー 九週目

2012-07-15 18:07:22 | 全国巡回公演
7月9日(月) 江戸川高校(東京)
  10日(火) 盈進学園東野高校(埼玉)
  12日(木) 春日部高校(埼玉)
  13日(金) 午前 樹徳高校
        午後 樹徳中学・高校(群馬)



江戸川高校

梅雨の晴れ間の夏空の中、週の始まりは東京都内の高校からスタートしました。

開演と同時に、集中した生徒さんの反応に支えられ舞台上の出来事が客席に渡されていきます。
毎回感じることですが、カトリンの叩く太鼓の音が劇場に響くとき、町を救おうとするカトリンの行動を食い入るように見ている生徒の表情を私たちは受け取ります。
それは、カーテンコールの拍手へと繋がり、舞台と客席に行き交う波のように感じられました。



↑終演後、先生2人と生徒さん2人が訪ねてきてくれました。


盈進学園東野高校

この日も夏日の中、埼玉県の入間の会館での公演でした。
生徒数が多いので、始まる前は先生方もいくつかの注意をしておられましたが、終演後には生徒の観劇の様子に「そんな心配は要らなかった」と、生徒たちの表情に触れて喜んでおられました。
ひとりひとりの生徒さんが、その場で何を見、何を受け取ったのか、その様子がとても強く感じられました。

そして上演後のバックステージツアーにも、たくさんの生徒さんが参加してくれました。



↑岩を持ち上げて喜ぶ力持ち(!?)の彼。





↑客席で見ていたものに、直接触れたり、動かしたりすることは、何か今までとは違う嬉しい感覚になると思います。
忘れないでいてくださいね。



↑バックステージの後の演劇部との座談会では、活発に質問を受けました。
図書館でブレヒトの詩を見つけて読んだという生徒もいて、また読んでみたいと興味深く話してくれました。
皆、熱心で楽しい座談会でした。


春日部高校

この日は、久しぶりの男子校での公演。
カーテンコールでもおっ母を演じる辻がはなしていましたが、客席から柔らかく、そして力強い反応を感じました。



↑終演後の演劇部の座談会ももちろん男子だけ、「女子の役をやるときはどうしたらいいのか?」などといった質問を受けたり、引退した3年生男子2人が自分たちのやりたいことをやり抜くためのエネルギーを改めて持ち続けたいと話してくれたり、活発で楽しい会になりました。


樹徳中学・高校

午前の公演を男子生徒が観劇、午後が女子生徒と中学生が観劇。男子と女子では例えば笑う場面が違ったりもありましたが、2回とも楽しみつつ考えさせられていったという客席に支えられた公演でした。



↑カーテンコールでの一枚。



↑お礼の挨拶にみえた先生と肝っ玉おっ母。

今週は4校とも生徒数が多く、大きなホールでの公演が続きました。
ツアーも残すところ、あと1週。

そして7月22日から24日までのレパートリーシアターでの凱旋公演へとつながれていきます。
今年の『肝っ玉~』班がどんな旅をしてきたのか、是非沢山の皆さんに劇場でご覧頂けたら幸いです。

※レパートリーシアターKAZEの公演チケットは、電話予約(03-3363-3261) の他、FAX(03-3363-3265)、E-mail (info@kaze-net.org)、ホームページからのお申し込みを受付けています。