5月6~8日 AMENITY FORUM25(滋賀県)
9日 福井大学教育学部附属義務教育学校(福井県)
11日 京都工学院高校(京都府)
13日 春野高校(高知県)
AMENITY FORUM25
まず『AMENITY FORUM』とは、障がい者の地域生活を推進していくための全国的なネットワークを作ることを目的に毎年滋賀県大津市で開催されてるイベントです。25回目となる今回は「ようこそ劇場に~語り合える広場を目指して」と題し、なんと『Touch』の舞台で様々なシンポジウムが行われました。
↑会場となった大津プリンスホテルのコンベンションホール。『Touch』の舞台上では三日間にわたり様々なセッションが行われました。
私たちが上演したのはフォーラム初日の5月6日。最初のプログラムは大阪で活動する劇団夢屋
(NPO法人自立生活夢宙センター)による『妖怪バリヤーをやっつけろ!』の上演で会場を大いに盛り上げていただいた後、バリアフリーでの『Touch』を上演しました。
↑夢屋さんの上演の様子。私たちにとっても正に夢のような共演でした。
フォーラム期間中の三日間、障がいのある人の芸術文化の発信、生活を取り巻く様々な課題や福祉の現場での様々な取り組みを知り、3年前からバリアフリー演劇に取り組む私たちにとって濃密な三日間でした。
↑AMENITY FORUM25のカーテンコールでの一枚。関係者の皆様、本当にありがとうございました!
福井大学教育学部附属義務教育学校
前身の前身の附属中学校時代から数え4回目の公演となりました。後期課程の8・9年生がライブで、コロナ対策のため7年生はZoomでの鑑賞となりました。
↑開演前の7年生に向けたリモート配信の準備の様子。
この学校では毎年最上級生が演劇発表を行います。そのため上演後も舞台上での公開座談会→舞台裏見学会→9年生代表生徒とのアフタートークと盛り沢山な交流が行われました。
↑上演途中の10分休憩でも生徒さんがスタッフに話しかけに来てくれました。
↑公開座談会の様子。
↑舞台裏見学にはリモートで鑑賞していた7年生も参加。
↑9年生代表の生徒の皆さんとの一枚。7月の演劇発表を存分に楽しんでください!
京都工学院高校
構内のとても立派な講堂で上演させていただいた京都市内の京都工学院高校。校長先生から「未来に向けて様々な経験を皆にしてほしい。この芸術鑑賞もその一つ。」と生徒にメッセージを送っていらっしゃいました。
カーテンコールでも代表の生徒さんは、「この劇を通して感じたことを≪未来≫に向けて大切にしていきたい」という言葉を頂きました。
上演後の片付けの時には陸上部や卓球部の生徒さんたちが参加し、あっという間に終わってしまいました。本当に有難うございます。
春野高校
コロナの影響により二年間に渡り延期となっていたこの春野高校ですが、やっと『Touch』を届けることができました。
そして担当の先生も校長先生も以前別の学校にいらっしゃった時にもお世話になった先生方、私たちにとっては嬉しい再会ともなりました。
↑公演前日の準備にも生徒会の生徒・先生が駆けつけてくれました。
上演中は時に真剣に、時に笑いながら、本当に楽しんでいるのが客席から伝わってきました。
↑上演後の舞台裏見学での様子。小道具を使って遊んでみたり、照明を操作してみたり、それぞれの興味を発露してくれています。
片付けには生徒会・バレーボール部・バトミントン部などなど沢山の参加がありました。
本当に有難うございました。
今季掲載した公演は全て新型コロナウィルスの影響により延期になっていた公演です。コロナによる影響がまだまだなくなったわけではありませんが、劇団員一同健康に気をつけながら、子供たちに出会える喜びを噛みしめながら旅を続けていきます。
文:佐野準
※文化庁主催の公演など一部掲載していない公演もございます。