風のBLOG

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『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2022年春 西日本・東日本ツアー1.2週目

2022-05-28 12:39:44 | 全国巡回公演

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2022年春の西日本・東日本ツアーが始まりました。

今週は、東日本地域からの出発となりました。

トップの写真は、江北高校のバックステージツアー、座談会に参加してくれた生徒さん、先生方との写真です。

4月28日(木)【東京都】杉並総合高校 なかのZERО

5月2日    (月)  【東京都】墨田工業高校 サンパール荒川

5月3日    (火)   【福島県】白河文化交流館コミネス主催事業 白河文化交流館コミネス 

5月6日    (金)   【東京都】江北高校 草加市文化会館

杉並総合高校

『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』西日本・東日本ツアーの初日は東京都の杉並総合高校での公演でした。

杉並総合高校では、昨年芸術鑑賞行事を予定していたのですが、コロナの影響により、今年へと延期となり、先生方の想いのもと今年実現することが出来た公演でした。

午前・午後との2回公演となり、午前は1・2年生の生徒さん、午後は、3年生の生徒さんの観劇となりました。

開演前には、司会の生徒さんの進行で「みなさん、思い切り楽しみましょう。」という挨拶と共にはじまりました。

午前・午後とも、客席からのまっすぐな視線に支えられた時間となりました。

終演後には、来年には卒業してしまう3年生の生徒さん6クラス、それぞれに舞台を背景に俳優との記念撮影がありました。

記念撮影のなか、「行事が少なくて寂しかった。友達とこうして思い出を創れてうれしかった。」など、生徒さんや先生方が感想や想いを聞かせてくれました。

いつの日か、友達や先生と過ごした思い出の時間として思い出してもらえた私たちも嬉しいです。

墨田工業高校

1週目の杉並総合高校での公演を終えて、週をまたぎ2週目の公演となりました。

2週目の始まりは、風の公演は初めてとなる墨田工業高校での公演でした。

墨田工業高校では、一昨年の2020年に芸術鑑賞行事を予定していましたが、この学校もコロナの影響により延期となり、なんとか今年実現したい!という先生方の声で公演を実現することが出来ました。

午前からの開演にも関わらず、元気な声とともに入場する生徒さんたち。

このような状況でなかなか外に出る機会がない中、公演の日を楽しみにしてくれているのが、舞台袖からもとても伝わってきました。

開演前には、担当の先生が「みなさん!今日はまちにまった芸術鑑賞の日です!楽しんで観ましょう!」という先生の挨拶、そして「おー!」という客席からの掛け声とともに本番が始まりました。

客席からは、集中した熱気を感じ、時には、笑ったり、反応したり、客席全体が舞台を支え一緒に創ることができた時間だと感じました。

白河文化交流館コミネス主催事業

2週目2回目の公演は、福島県の白河文化交流館コミネスの主催事業での公演でした。

本番当日には、300人以上の方が足を運んで下さり、白河文化交流館コミネスのご担当の方々も「白河市は、福島県の玄関口でもあります。今回の公演が福島県のなかでも繋がりを持つような時間になればと思っています。」と今回の公演への願いを語ってくれました。

公演前と終演後にバックステージツアーが行われました。

子どもたちから大人まで、様々な方たちが思いっきり舞台に触れた時間となりました。

また、終演後のバックステージツアーでは、「娘が『ヘレン・ケラー』の物語が好きで、チラシを観てきました。」、「なかなか外出もためらう中でしたが、白河文化交流館の方々にお声がけ頂いて来ました。来て良かった。」とたくさんの言葉をきくことが出来ました。

今回の時間が、皆様にとって何か、少しでもつながりや発見の時間になって頂けたらと願います。

江北高校

2週目最後は、江北高校の公演でした。

今回も午前開演ではありましたが、生徒さんの元気な声や、舞台への驚きの声が聞こえてきました。

終演後には、生徒会長さんより「アニーやヘレンのようにひととの繋がりを大切にしたい。」という素敵な挨拶を頂きました。

終演後には、演劇部、放送部、希望者によるバックステージツアーと座談会が行われました。

当初の予定よりもたくさんの生徒さんが参加してくれた姿に、先生方も驚いていました。

舞台装置や音響、照明などを自由に見学する生徒さんたち。

座談会にもたくさんの生徒さんが参加をしてくれました。

様々な質問や自分が感じたことや考えた事や感想を、たくさん伝えてくれました。

演劇部のみなさんは、大会が間近にせまっており、稽古の真っ只中ということもあり、とても熱意のこもった言葉を語ってくれました。私たちもツアーの地からではありますが、応援しています!

 

今回のひとつひとつの公演を、あきらめず繋げて下さった皆さんに心より感謝を申し上げます。戸惑いや不安を抱えた生徒さんたち、観客のために、何かつながる時間、元気になる時間、思い出となる時間を創りたいという思いが、今回出会った方々からひしひしと伝わってきた時間となりました。

私たちも体調管理にしっかりと気をつけながら、出会いの旅を続けていきます。

 

文:倉八ほなみ(ヘレン・ケラー役)