100歳以上のお年寄り(百寿者)が、今、日本に58,800人以上いると言われている。長寿国日本を象徴している話だけど、その多くのお年寄りは自分の足で歩けなかったり家庭や施設で介護されるお年寄りで、自分で歩くことができ、認知機能もしっかりしていて自立した生活をしている百寿者はわずかそのうちの18%にすぎないのだとか。
長生きすることはすばらしい。敬老の日に祝福される光景も微笑ましい。でもそれが家族から手放しで祝福されるためには自立した生活をする健やかなお年寄りであり続けることが条件なのかもしれない。その高いハードルをクリアするためにはお年寄り自身が高い健康意識を持って健康の維持管理に日々つとめる必要がありそうだ。
僕が30年近く通い続けているスポーツジムでもお年寄りの会員が年々増えてきた感じがする。それはそれでスポーツジムが社会的に課せられた責務を果たしているのだと思う。
決して僕はジムの回し者ではないけど、自ら運動を習慣づけるためにスポーツジムの会員になるお年寄りが増えることも真の長寿国日本になるための第一歩と言えそうだ。