岡山県の有効求人倍率が1.49倍になったのだとか。堂々の全国3位。岡山に限らず、雇用も所得環境も着実に改善されてきているのだろう。
為替は108円の円安、株価も16,000円を窺うところまで上がってきている。安倍政権の経済政策は全体的にうまく回り始めているとみてよさそうだ。
夕食後、スポーツジムに行き、マシンの上で少しジョグをしたあと、本を読みながらTシャツが汗まみれになるまでバイクを漕いだ。何冊も併読する習慣なので、あれこれ同時進行で読んでいるけど、ジムのバッグには今、三浦綾子の『道ありき』を入れていて、少しずつ読んでいる。『道ありき』は彼女の自伝の小説で、青春時代の生と死、愛と信仰に悩む彼女の心の風景が描かれている。特に神や信仰について考えさせられる。
僕はこの歳まで宗教とは無縁のままきたので、信仰について語る言葉は持たない。ただ、深く信じる神様をもつ生き方への憧れはある。
幼心に今は亡き父が毎朝、真剣な顔で神棚に向かって手を叩き、仏壇の前で手を合わせていた姿を清々しい気持ちで眺めていた記憶だけは色濃く残っている。神社仏閣はもちろん、対象が巨木でも霊山でも太陽でも、畏怖を覚える対象に手を合わせ敬虔な気持ちで拝む心はあるけど、日常的な信心のある生活とは縁遠い。この生命が消え入るときまで、特定の神を持たないかもしれない。