週3回のばあちゃんのデイサービスの日は、洗濯の日だ。帰宅後、洗濯機を回しながら夕食の準備。ハンナと僕のご飯を手抜きしながらこしらえて、ハンナと仲良く頂く。
この歳になって毎日の食事を自分でこしらえる独身生活に逆戻りすることは想定外のことだったけど、2年余り曲がりなりにもやってきた。慣れてきたのか、最近ようやく毎日の生活にもリズムが出てきた。洗濯も苦にならないし、食事の準備も手際良く早くできるようになってきた気がする。
毎日の生活に潤いと明るい笑いを与えてくれるハンナに感謝だ。「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」といわれる。ハンナが僕に遊んでもらいたくてチョッカイを出してくる。そのハンナの魂胆と仕草がいじらしくて、つい笑ってしまう。ハンナにとって僕は決してご主人様なんていう存在ではなくて、ただのダチでしかないようだ。でも毎日の生活に笑いを作ってくれるし、だからハンナと暮らす毎日が楽しい。