また痛ましい山岳事故が起きた。栃木県の高体連登山専門部が那須で開催した講習会で雪崩に巻き込まれて男子生徒7人と男性教員1人が亡くなった。表層雪崩のようだけど、降雪の中、ラッセル訓練をしている間に起きた一瞬の出来事だったのだろう。
雪山は危険に満ちた場所だけど、雪崩の予知ができなかったのだろうか。高体連の講習会で何度も利用している場所だったというから、馴れによる油断がなかったのだろうか。
事故が起きるたびに生徒の野外活動に一段と厳しい条件や基準が設けられて、クラブ活動が大きく制約されことになりそうだ。雪山登山を過度に危険視したり、拒絶反応を起こしたり、若者の登山離れが起きなければいいのだが・・・。