風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

24時間100km歩行 21時間の闘い

2017-05-04 | 健康


 5月4日(木)の朝7時過ぎ、後楽園のスタート地点に戻り、ゴールした。昨日の10時に出発してからちょうど21時間かかったことになる。
 100kmの道程は長くもあり、短くもあった。足の痛みと睡魔に抗いながら歩き続けた21時間だった。ゴールした後、河川敷の一段高い場所に腰を下ろして、心地よい疲労感に浸りながら、続々とゴールするチャレンジャーにエールを送り続けた。



 10時にスタートして千名を超えるチャレンジャーの列が百間川の土手沿いに連なった。好天でかなり暑かった。水分補給を怠らずに平坦な道を歩き続けた。
 


 最初の計測地点は西大寺の26km地点だった。ゼッケンに付けられたICチップで自動計測され、ピッと音が鳴った。備前市に入り、平坦なルートも39kmを過ぎて初めて山道の急な坂道になった。
 坂道は得意なので、自然と大勢のチャレンジャーを追い抜いて気持ちよく登り続けた。43.9km地点のエイドステーションで卵かけご飯を頂いた。歩き始めて8時間経ち、お腹も空いていたのですごく美味しかった。お代わりしたい気持ちを抑えて、また歩き出した。



 片上湾の伊里漁協を過ぎ、閑谷学校に向けてまた登り坂が続く。平坦な道よりも坂道の方が気持ちよく歩ける。ヘッドランプに照らされた足元だけを見つめながら歩き続ける。
 和気、熊山を通り、深夜になると睡魔との闘いになった。眠い。眠くて歩行のピッチが鈍くなりスピードダウンしてしまった。目標にしていた朝6時のゴールは厳しくなってきた。



 85kmを過ぎ、ようやくうっすらと夜が明け始める。足の疲労が溜まり、思うように動かないのがもどかしいけど、歩き続けた。前も後ろもチャレンジャーの姿は少なくて静かだ。
 玉柏を過ぎたあたりから陽が照り出した。太陽がひときわ眩しく感じられる。岡山市内の建物も遠望できるようになる。中原橋を渡り、残り5kmだ。
 旭川の河川敷に下り、ゴールに向けてピッチを上げる。ようやくゴールポストが見えた。赤いカーペットの上をスキップしながらゴールのテープを切って「ありがとうございました」と叫んだ。スキップしながらゴールしたのがウケた。多くのボランティアやサポーターの人々への感謝の気持ちを表現したつもりだった。
 昨日10時にスタートしてからちょうど21時間経っていた。制限時間の24時間まで3時間を余したゴールだった。初めての参加だったけど、面白かった。多くの若者チャレンジャーに囲まれて、たくさんの元気をもらった。ぜひ来年も出たい。そして今度は20時間を切りたいなあ。