ラジオ深夜便「明日へのことば」で川越救急クリニックの医師、上原淳さんの話を聴いた。埼玉県川越市で夜間診療に特化した個人救急クリニックを開設した人だ。救急医療は儲からないため救急クリニックを維持するために専門の麻酔医としても働いておられる。慢性的に不十分な睡眠時間で働いておられるけど、話のやり取りはテンポよく、話し方が底抜けに明るい。医師には珍しく聴く力、話す力、他者とのコミュニケーション能力に長けた人だ。
子供の頃から実家の本屋さんの手伝いで大人の人と普通に話をしていたのだとか。人と話をするのは大好きとも仰っておられた。30分ほど救急患者さんと話をしても初診料だけということもあると明るく笑われた。
上原淳さんの話を聞きながら、良き医者には人の話を聴く力、会話をする高い能力が備わっていることが条件だと思った。