娘が病気療養のため東京から自宅に戻って1ヶ月半になる。親として複雑な思いで娘のことを心配しているけど、ハナにとってはとてもよかった。
これまで日中は、ばあちゃんと二人きりで寂しく過ごしていたハナは、毎日、娘に抱っこされたり、膝の上で睡りこけたり、時間無制限、道草し放題のぜいたくな散歩に連れて行ってもらっている。そしてたまには娘が食べるおやつのおこぼれをもらいながら、日中、ごろごろと楽しく過ごしているみたいだ。
不幸中の幸いというか、娘の突然の病気はハナちゃんに幸せをたくさんもたらしてくれた。
たった一つでも、よかったことに目を向けると、とても苦しく辛くて、悲しいことも不思議と薄れて陰を潜めてしまうものだ。
ポジティブ・シンキングだ。明るく生きなくては。これはハナちゃんから学んだこと。