風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

横井庄一さんのユーモア

2019-09-12 | 健康


 今朝のラジオ深夜便「明日へのことば」で、太平洋戦争終結後、28年間グアム島に潜んでいたところを現地の人に発見され、日本に帰国した横井庄一さんの奥様、美保子さんの話を聴いた。すでに90歳を過ぎた美保子さんが溌剌とした声で今は亡き夫、横井庄一さんを誇り高く語る話に胸を打たれた。奥様も肝の据わった立派な人だ。
 グアム島で横井庄一さんが発見されて帰国した時に発した「恥ずかしながら生きながらえておりました」という言葉と共に、痩せこけた横井庄一さんが礼儀正しくインタビューに答えるテレビ中継に日本国中が釘付けになった。戦後は終わったと誰もが思っていた昭和47年の出来事だ。



 孤独と戦い生き抜いた横井庄一さんはユーモア溢れる人でもあったようだ。人間味あふれる横井庄一さんの横顔が美保子さんの話から浮かび上がる。サバイバルという言葉では表現しきれない極限状況での生存の凄さ、強靭な精神力をひしひしと感じる。
 名古屋の生家にある横井庄一記念館をいつか訪ねてみたい。