アウトドア月刊誌BE-PALの2月号にナチュラリストの生活術とデュアラー(2拠点生活)実態調査という記事が載っていた。
どちらの記事も憧れをもって読んだ。でも今の僕は断捨離という命題を抱えながら生きているわけで、セカンドハウス生活に憧れるのは大いなる自己矛盾だ。
五木寛之さんが古代インドの、人の人生を4つに分ける思想について書かれている。
学生期、家住期、林住期、遊行期だ。僕はすでに林住期から遊行期の途上にあると思っている。
自然豊かな土地で自由に無心に過ごす林住期にも、きままに見知らぬ土地をさすらい歩く遊行期にも強い憧れがあるけど、乗り越えないといけない気持ちの整理と悟りは困難を極め、目標とする境地に到達するまでの道のりは険しく厳しい。行を重ねて心を磨く努力がまだまだ足りないということなのだろう。