生涯現役というと聖路加国際病院の日野原重明先生だ。4年ほど前に105歳でお亡くなりになったけど、正真正銘、見事に生涯現役を貫かれた。
105歳まで現役を続けることは言うは易く、行うは・・・、なかなか凡人にできるものではない。
僕は時々、亡き妻の常套句を思い出す。彼女は、生前、ちょくちょく「お父さんは死ぬまで働いてね」って半分冗談、半分真剣に僕に言い続けた。ことあるごとに「死ぬまで働いて」って笑顔で僕を説いた。
そしてその言われたままにその敷かれたレールの上を、今、トレースしようとしている。決して僕が望んだわけではないけれど、死ぬまで働くという自然の流れに身を委ねている。
死ぬまで働くことを選択した以上、せめて楽しく、少しでも明るく、生涯現役の道を笑顔で歩みたい。