昨日は三鷹の方に住む学生時代の友人に案内していただいて、武蔵野公園と野川公園自然観察園を歩いてきた。往復は自転車で予想通り約1時間15分程度かかった。
まずは武蔵野公園の桜などの花木を見に行く。野川沿いを進んで、自転車を置いて、野川の石が置いてあるところを渡った。今日は川の方は水量がやや多くて、渡れるところは少なかった。まあ、なんとか濡れずに渡れた。そして子供たちが遊んでいるクジラの丘の横を通り、八重桜などが並んでいるところを通り、中の方に向かう。
所々の紅花マンサクの赤が目立つ。桜もいろいろな種類があって、楽しい。山桜も見ごろだった。
桃は少なかったが、紅白桃と菊ももがあった。キクモモの花びらは、ちょっと西洋種のマンサクにも似ているが、マンサクの方が細くて、葉っぱも違っている。
菊桃
ベニバナマンサクの花
歩いていると、足元には小さなムラサキのフデリンドウがあちらこちらの落ち葉の間に咲いていた。こんなにみられるとは思いませんでした。
お聞きしたら、道路の南側は府中の自動車試験場だとか。試験場まで自転車でも来れたんだわ。その試験場の桜が見事だったそうだ。上の方から散りかけの桜がたくさん見えていた。中で散歩などはできないということだったけれど。
中央の門の方に向かう途中に二輪草の群落があった。
門のあたりにも八重桜やオオシマザクラ、駿河台匂という香りの良い桜などが並んでいた。ベニバナマンサクの大木もあでやか。
反対側から
それから、スミレがたくさん咲いていたという場所に行ってみたが、たった2日でかなり散っていた。紫ゴケなども多かった。
野川沿いの遊歩道に戻り、楓の新緑と花芽がきれいなところで持参のパンなどを頂いた。OKストアで買い求めたというピザを分けて頂いたが、美味しかった。ご馳走様。
友人とお会いするのは、何十年ぶりかもしれないが、毎年年賀状をやり取りしていたせいか、学生時代のままの感じでお話できて、楽しかったです。親御さんがコロナ禍の中、入院なさり、介護施設に戻られてからは面会禁止になってしまって、ビデオ通話くらいしかできなかったそうだ。やっと面会できて元気そうで楽しい時間を過ごされて、「またね!」と言って1時間の面会時間を終えて帰られたのだとか。それがなんと翌朝、急に危篤となられて、急いで駆け付けたのに、間に合わなかったとか。100歳を超えていらしたそうだが、高齢になるといつ何が起こるか分かりませんね。素晴らしくしっかりした親御さんだったそうで、うらやましいくらいに感じました。
食事して、食べ終わったらマスクをしてお話してから、今度は、自然観察園の方に戻った。
自然観察園
自転車を止めて、柵のところを見たら、ピンクの可愛い花が…入ってみてみたらオドリコソウのようだった。
クサノオウもなかなかきれい。
それから回り込んだら、サクラソウが咲く一角があって、そこからかがみ池方向に歩く。
蓮華も咲いていた。昔は畑などにありふれていましたが。
ザゼンソウ(終わり)や水芭蕉(これかららしい)の近くにクリンソウが一本だけあった。ただし花は一段だけだった。
かがみ池
それから進むと木の陰にトウダイグサが咲いていた。
種をつけている。
反対側にウラシマソウが。花の上から細いつるが伸びている。釣り糸に見立てたみたい。
ムサシアブミもたくさん見られた。
一輪だけ残ったミスミソウ
2輪草
ラショウモンカズラ
ヤマブキソウ
一輪草
イカリソウ
白花はぼけました。
カントウタンポポも。
キランソウ
タマノカンアオイの花はもう終わり
ヒイラギソウ
回り込んだ野川側にはホタルカズラが鮮やか。
マルバスミレ
元来た道をホタルの里の方に行くとチョウジソウが咲きだしていた。
奥の方には楓の根元に山つつじが咲きだしていた。
ぐるっと回って戻った。
外の看板を見たらアケビが咲いていると書かれていて、どこかなと探したら、植物に詳しそうな女性が雌花も雄花もありますよと教えてくださった。
柵の外から写真に撮った。ぼけましたが、紫が雌花、白っぽくて細かいのが雄花だそうだ。
自転車で戻る道々、玉川上水にも桜(ソメイヨシノかな?)がたくさん植えられていたが、大分散っていた。一か所、若い小さな花びらの桜が満開だった。
たくさんの花々を見て、楽しい一日になりました。お誘いくださった友人に感謝です。