涸沢ヒュッテのホームページにはモルゲンロート(朝焼け)の時間が5時20分ごろとあったがそれは夏の情報らしくて、展望テラスにいた方に聞いた話では今の日出は5時50分ごろだというので、朝焼けはそのちょっと後くらいらしかった。でもその30分くらい前から良い場所を取るために寒い中皆テラスに出てくるとのこと。
無事お手洗いを済ませて、私は仲間がどこにいるか探したが、見つけることができず、霜の降りたテーブルにいらした外国の方の手前が空いていたので失礼して、内側に入れて頂いた。風はないが、確かに寒いのでホカロンを背中に入れた。
それから夜明け前の横尾尾根の方が白んできて、うっすら明るくなってきた。
穂高側には日の出のための登山の人々が頂上付近にいるようでライトの光が見える。
まだかまだかと待つ間に、北側の北穂高や涸沢岳や奥穂高が白んできて、ついに朝日が当たり始めた。
わあー!これがモルゲンロートなのね。山々が赤く染まる。大勢の人々が写真撮影に夢中だ。
時間がたつにつれて、日の当たる部分が広がる。大分みていたが、そのあと、小屋のそばのナナカマドに白く霜が降りていることに気付いた。それでそれを入れて、写真を取ろうと、その場所に向かったら、写真教室の一団が一角を陣取っていて、ナナカマドを入れながら写真を撮っていた。私もパチリパチリ。
それから戻ろうとしたときに、仲間の一人に出会い、大分明るくなったモルゲンロートを背景に写真を撮っていただく。
さあ、少し遅くなってしまったけれど、パノラマコースから下山することに決まった。あまりの晴天に全員もと来た道を戻るのはもったいないと思ったからだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます