みなさん,コンビニで弁当やハンバーガーを買うとレジ(계산대)で「温めますか?」と聞かれませんか。“데워드릴까요?”,“덥혀드릴까요?”どちらでしょう。
韓国語でも「温める」と「暖める」を使い分けます。結論から言いますと,食べ物を「温める」ときには데우다を,部屋などを「暖める」ときには덥히다を使います。
温度が低い順から차다(冷たい),미지근하다(ぬるい),따뜻하다(温かい),뜨겁다(熱い)と形容しますが,데우다は冷えた食べ物を温めることです。데우다は데다から来た言葉で,火を直接あてて温かくすることを意味します。
・찌개를 데워서 먹었다.(チゲを温めて食べた)
・찬밥을 데워서 먹었다.(冷たいご飯を温めて食べた)
・따끈하게 데운 우유를 한 잔 마시고 잤다.(温かくした牛乳を一杯飲んでから寝た)
このように찌개や국を最初に料理をするときには끓이다(煮る)を使います。しかし,作っておいたものが冷えてしまって再度温める時は데우다を使います。
お母さんが子どもを風呂に入れるとき,あまり熱くないお湯が適当です。冷たいお湯をちょうどいい温度に上げるときには덥히다を使います。덥히다は室内温度や風呂の温度を上げて暖かくすることです。덥히다は덥다の使役形で[더피다] と発音します。
・군불을 때서 안방을 덥혔다.(オンドルの火を焚いて奥座敷を暖めた)
・난로를 피워 거실 공기를 덥혔다.(暖炉を燃やして居間の空気を暖めた)
・목욕탕 물을 39도에서 41도로 덥혔다.(風呂の温度を39度から41度に上げた)
덥히다はまた,心や体を暖める時にも使います。
・수영을 하기 전에 준비운동으로 몸을 덥히세요.(水泳をする前に準備運動をして体を暖めてください)
・모닥불을 쬐어 시린 손을 덥혔다.(たき火を焚いてかじかんだ手を暖めた)
・마음을 덥혀 주는 훈훈한 이야기를 들었어요,(心暖まる話を聞きました,)
では,今日のまとめにクイズを出しましょう。
[1]엄마! 국이 다 식었어요. 다시 (데워ㅣ덥혀) 주세요.
[2]아줌마, 욕탕 물이 좀 미지근한 거 같아요. 좀 더 (데워ㅣ덥혀) 주세요.
[3]호호 입김을 불어 찬 우유를 (데웠어요ㅣ덥혔어요),
[4]나는 재빨리 보일러를 틀어 집 안을 (데웠다ㅣ덥혔다).
[5]한참을 뛰다 보니 몸이 따듯하게 (데워졌어요ㅣ덥혀졌어요).
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