随分以前の通関士試験では、関税定率法の特殊関税が出題されることはマレでしたが、近年は比較的取上げています。
日本が輸入品に「相殺関税」を課した第一号の、韓国ハイニックスセミコンダクター社製のDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリー)について、相殺関税が4月23日に廃止されました。
新聞などの報道でご存知と思いますが、2001年―2002年に韓国の金融機関がハイニックスに行った金融支援を実質的な韓国政府の補助金と日本政府が認定して、2006年1月から27.2%の相殺関税を課し、その後WTOの是正勧告を受けて2008年9月から9.1%に税率を下げて相殺関税を課していたものです。
ところが、「補助金の利益は消滅している」とのハイニック社の申立てを受け、日本政府が2007年時点での
利益の有無を調査したところ利益が存在しないとの調査結果を得たものです。
つまり、通してみると、2001年~2002年には韓国政府の補助金があったが、2007年にはその利益は消滅していたという結論です。
なお、この結論から、2007年から現在までに納付された相殺関税と、2006年に納付したものの一部は還付申請して返してもらうことになります。
同じような経緯は、米国やECでも発生していて、米・ECともに2003年8月から相殺関税を課税していましたが、既に課税を終了しています(米国20008年8月、EC2007年末)。
日本でのDRAMのシェアは、日本のエルピーダメモリと韓国のサムソン電子で75%ぐらいを占めていて、ハイニックスは14%と報道されていましたので、還付の手続きに関連される通関士の方も多いのでしょうか?
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瞬く間に豚インフルエンザが、世界に広がっていますね。
WHOが人から人へ感染するレベルの新種のインフルエンザ発生を宣言しました。パンデミックには至っていませんが、日本は水際で阻止できるでしょうか?
1ヶ月ぐらいの篭城に備えて備蓄すべき?とりあえずは、マスクと、手洗い用の薬用石鹸でしょうか。
成田空港では、出国者のマスク購入が増加しているようで、夏休みやバカンスの頃の世界の状況がどうなっているのか、海外旅行の激減が心配されます。
日本が輸入品に「相殺関税」を課した第一号の、韓国ハイニックスセミコンダクター社製のDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリー)について、相殺関税が4月23日に廃止されました。
新聞などの報道でご存知と思いますが、2001年―2002年に韓国の金融機関がハイニックスに行った金融支援を実質的な韓国政府の補助金と日本政府が認定して、2006年1月から27.2%の相殺関税を課し、その後WTOの是正勧告を受けて2008年9月から9.1%に税率を下げて相殺関税を課していたものです。
ところが、「補助金の利益は消滅している」とのハイニック社の申立てを受け、日本政府が2007年時点での
利益の有無を調査したところ利益が存在しないとの調査結果を得たものです。
つまり、通してみると、2001年~2002年には韓国政府の補助金があったが、2007年にはその利益は消滅していたという結論です。
なお、この結論から、2007年から現在までに納付された相殺関税と、2006年に納付したものの一部は還付申請して返してもらうことになります。
同じような経緯は、米国やECでも発生していて、米・ECともに2003年8月から相殺関税を課税していましたが、既に課税を終了しています(米国20008年8月、EC2007年末)。
日本でのDRAMのシェアは、日本のエルピーダメモリと韓国のサムソン電子で75%ぐらいを占めていて、ハイニックスは14%と報道されていましたので、還付の手続きに関連される通関士の方も多いのでしょうか?
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瞬く間に豚インフルエンザが、世界に広がっていますね。
WHOが人から人へ感染するレベルの新種のインフルエンザ発生を宣言しました。パンデミックには至っていませんが、日本は水際で阻止できるでしょうか?
1ヶ月ぐらいの篭城に備えて備蓄すべき?とりあえずは、マスクと、手洗い用の薬用石鹸でしょうか。
成田空港では、出国者のマスク購入が増加しているようで、夏休みやバカンスの頃の世界の状況がどうなっているのか、海外旅行の激減が心配されます。
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