シルバー日記

80婆の日々の記録と写真

タコ焼き様様ーー

2021年05月04日 | 日記
  姉の家の真っ白の五月、これからだ

一人暮らしの姉を訪問するときは、たこ焼きを必ず持っていくことにしている。
二年ほど前、まだ姉夫婦で暮らしていた時、好きかどうかわからなかったが、初めてたこ焼きを持って行った。
義兄は、とても喜んで、この辺ではめったに食べられないたこ焼きだと、とっても喜んで、おいしい美味しいと。
それ以来、行くときはたこ焼きと思うのだが、道中のたこ焼き屋さん、とても気まぐれで、しょっちゅうお休みしている。
持っていけなかった時の姉夫婦の落胆ぶりに、ちゃんと売っているところを確保しないとと思うが、
私自身めったに食べないから売っているところを知らない。
ところが、灯台下暗しとはこのこと、近くのスーパーにたこ焼き店があった。いつも利用しているのに気が付かなかった。
このお店とても繁盛している。1パック250円、3箱買うと1パック200円になる。お買い得だ。
それからは、そこのたこ焼き屋で買い、約1時間かけて姉のところへ。今は、夫は施設に入ったため姉は一人暮らしだ。
丁度、姪夫婦も来ていた。めったに会わない姪の夫も、連休で診療がお休みだからと手伝いに来たのだ。
90歳を過ぎているから、娘夫婦が一緒に暮らそうと言っても言うことを聞かない。今一人を満喫しているという。
認知症もあり、心配しているが、本人はいたって気楽だった。
ところが、今日は少し違った。食欲は旺盛で、たこ焼き1パックは全部食べ、もういいもういいと言いながら、
海鮮丼を3分の1ほど、握り寿司を4貫、ドーナツ1個と、食べることは変わりはなかったが、寂しさをちらっと漏らしだした。
夫が施設に入ってから、2~3日は寂しかったが、すぐ慣れてルンルンだと言っていたのだが、今日は違った。
コロナで面会が出来ないせいもあるのだろうが、元気にしているかとか、夫が帰ってきたら、また旅行に行くとか、
施設でもほぼ寝たきりに近い状態を聞いていながら、そんな思いを話すようになった。
怒鳴られても我慢してきた悔しさが薄れ、いい思い出を手繰っているのかと思われた。
今日はみんなとたくさん話せてよかったと、姉の顔もほころんでいた。