シルバー日記

80婆の日々の記録と写真

「旅立つ家族」に胸を打たれる

2021年05月16日 | 日記
 イ・ジュンソプの牛の絵

緊急宣言発令下、市民劇場の「旅立つ家族」を鑑賞した。
担当スタッフの細やかな感染防止対策に迎えられて、安心してみることが出来た。
韓国の国民的画家として高い評価のイ・ジュンソプの、時代に翻弄されながらも妥協をしない絵画への追求、
日本植民地下の苦悩、朝鮮戦争による南北分断で家族分断され、どん底の生活の中で、死なざるを得なかった。
日本人の妻は今もジュンソプを愛しご存命とか。舞台装置も斬新で、迫力ある演出、俳優の熱演に心を奪われた。
また、文化庁長官 都倉 俊一氏の「文化芸術に関わる全ての皆様へ」のメッセージが配布されていた。
緊急事態宣言の中だからこそ、文化芸術活動を続けることの大切さを明言されている。
コロナ感染症との過酷な戦いの中で、安らぎと勇気、明日への希望を与えてくれるのが文化であり芸術であると言うことを
示してくれている。やっと出たという感はあるが、このメッセージに元気を貰った。

今日から梅雨に入ったようだ。一日グズグズのお天気だ。当分この状態が続くことだろう。