シルバー日記

80婆の日々の記録と写真

まさに「芸術は生きる喜び」と確信

2022年03月06日 | 日記

春一番が吹き、寒さがぶり戻したような日曜日、2022年度市民劇場定期総会に初めて参加した。

蔓延防止措置期間が今日で終わりになったとは言え、まだコロナ感染が収まらない中での総会だ。広いホールに100人ほどのサークル責任者が集合した。

定期総会の記念講演は、公益社団法人 日本劇団協議会専務理事の福島明夫氏だ。内容は、コロナ禍の中の「アートキャラバン」活動の取り組みだ。

「アートキャラバン」とは、文化庁が進める事業で、「大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン事業」で、新型コロナ感染拡大による

萎縮効果を乗り越え、文化芸術に対する需要喚起や,業界全体の活性化を図ることを目的に予算化されたものだ。予算化までに様々な芸術団体等との運動で

勝ち取ったもので、特に、全国の市民劇場などの鑑賞団体の活動支援をはかった。

アートキャラバンに取り組み、様々なご苦労をユーモアたっぷりにお話しされ、凄く勉強になった。これまで、演劇を見て楽しむだけだった私だが、

中央での文化芸術活動の動きなど初めて聞く内容もありで、お話に引き込まれた。

今の時代、オンラインやリモートによる関係作りになってしまいそうな中で、場を共有し、同じ空気や雰囲気を共有し五感を働かせるコミュニケーションの

大切さを、文化芸術の中で育てていかなければと強く感じた。

まさに、「芸術は生きる喜び」だと実感した。