HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
非ハリウッド娯楽映画を中心に、個人的に興味があるモノを紹介っ!

昭和の遺産・めんこグラフティー 其の一

2009年07月16日 | レトロ

 今回から昭和という時代、駄菓子屋文化を語る上で真っ先に上げられる代表選手である「めんこ」をチビリチビリと紹介していこうと思う。しばしの間お付き合い願います。

 私を含む一般人は、めんこ=昭和の遺物、昭和30年代をイメージさせる駄玩具という認識が強い。たしかにめんこ遊び自体は、ものの文献によれば30年代をピークに、東京五輪以降は徐々に廃れていったといわれているが、めんこそのものはそれ以降も作られ続け、昭和47年生まれの私でさえ遊んだ事は無くても駄菓子屋ではきちんとその当時の人気キャラクターがプリントされためんこが売られていたし、現在でさえも駄菓子屋(風)ショップでは武者絵めんこ(これはめんこ=レトロな物のイメージでつくられたものだろう)と同時にポケモンの角めんこが売られているのだ。

 一応は玩具としては現役なのではあるが、全盛期のように路地裏で子供たちがめんこを持ち寄って一勝負するという光景はなく、現在ではその立場はトレーディングカードや『遊戯王』や『デュエルマスターズ』に代表されるカードゲームに取って代わられてしまったようだ。

 前置きが長くなってしまったが、ここからが本題。今回の物件は昭和30年代のテレビ映画ものと参りましょう。この手の物件が一番めんこ黄金時代を物語っていて惹かれるものがあるが、いざ入手しようと思うとモノ自体が少ないため高額なんだよね~。

      
      
 まずは昭和30年代を代表するスーパーヒーロー、『月光仮面』だ。某オークションでも多数出品されてはいるが、写真(人工着色)もので未断裁シートものだとかなりの値段になる。普通に働いている方なら大丈夫なんでしょうが…。イラストものも味があって好きだなぁ、私は。
 でも、サタンの爪が月光仮面のキャラクターだと知らないと何のめんこか判らないぞ。

           

 おなじく川内康範原作の『アラーの使者』千葉真一主演の数少ない子供向けスーパーヒーローもの。オープニング映像は動画共有サイトでも比較的見受けられるが、本編はどこかに残っていないのだろうか?観てみたいなぁ。


           

 でました、謎の番組『CQペット21』。めんこ画像の載せているサイトで写真めんこの方は見たことがあって、なんでも番組は活劇ものだそうだ(絵を見ればわかるって)。コミカライズ(原作?)は小沢さとる(『青の6号』等)が書いていたそうで、もう少し情報が欲しいぞ。こいつもきっとフィルム残ってないんだろうな…

           

 続きましてはこれまた断片しか残っていない『マリンコング』と、近年廉価版DVDで発売された『快傑ハリマオ』です。『ハリマオ』は雑誌連載されていた石森(石ノ森)章太郎版の図版ですね。 


           

 そしてコイツが大目玉。何と実写版『鉄人28号』めんこですよ!めんこに載っているのは主役の金田正太郎くんですね。これも横に『鉄人28号』と表記されていないと何の図版か判りませんね。これがもし鉄人が載っていたら値段はドカンと跳ね上がっているでしょうね、きっと。


 めんこグラフティー~其の二~を乞うご期待!

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めんこ大量来襲

2009年07月15日 | レトロ

 この1~2週間のあいだに、某オークションで落札しためんこが次から次へと自宅に到着した。私はいわゆるコレクターではないのでいくら表面が擦れていようが折れてていようが関係ないので、大量出品の出物ばかり手をつけた結果…短期間で200枚前後のめんこが「こんちわ!」とばかりに一挙来襲である。

 古本などの紙モノコレクターなら判ると思うが、よほどキチンと管理しないと湿気ってヨレヨレになったり、太陽光に当てすぎてボロボロになったりしてしまうので本来ならこういったレトロな駄玩具系は、コレクターたちが収集してウェブ上で画像を公開しているのをダウンロードしたりするほうが楽なのだが、これがなかなかないんですな。ヴィンテージものや特撮系などはちょいちょいと見かけるのだが、個人的に愛して止まないパチモン・イラスト系の作品はなかなかない。
 今回の突発的めんこ収集は、キャラクタービジネスという商売が確立する以前に存在した、非合法な「似て非なる」キャラクターたちを一目見ておきたいという思いでめんこコレクションに駆り立てられてしまった感があるような気がする。体系化して書籍になる事もないし、安く入手できる内にしておかないと小遣い内で納まりきれない事になる。なんせ“敵”はかなり多い業界だ。

 てなわけで、しばらくは収集しためんこ紹介でもしますかねぇ?乞うご期待!

      

     

 

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おばけカードけむり

2009年06月29日 | レトロ


 現在、駄菓子屋でバイトをしているのだが、駄菓子とともにある年齢を過ぎた方たちが必ず「懐かしい!」というのがこの『おばけカードけむり』だ。

 カードの裏に塗ってある薬品を付け、こすり合わせると煙(みたいなもの)がが出てくるのだが、不肖ワタクシメは遊んだ事が無いのでありますな。当時もっぱら蛍光塗料が塗ってある妖怪カード(みたいなもの)で遊んだり、怪獣カードを集めたりしていたもので、遊んだという記憶がないのだ。その駄菓子屋が入荷してなかっただけかもしれないが。

 そんな遊んだ事のない『おばけカードけむり』だが、このたび50枚(+2枚)1セットを購入してしまいました。というのも、働いている駄菓子屋とは別に近所のドンキホーテ内にあった駄菓子屋が閉店するというのでオール半額セールをやっていたので、これを機に欲しかった(興味があった)『おばけカードけむり』を買ってしまおう!と思って買っちゃったのだ。元値1050円の半額だからかなり安い。

 この『おばけカードけむり』に描かれている奇怪な絵は昨今のアニメ風の洗練されたイラストにはない何とも云えない魅力がある。他の駄玩具のパッケージは今風なのに対し(中身がすげぇバッタもんでも)、コイツだけは頑なに昔ながらの駄菓子屋テイストを守り通していると言うべきか。泥臭いテイストは紙芝居画にも通ずるモノがあるような気がする。

 それでは『おばけカードけむり』NO.10(9があるかどうか不明だが)全図柄紹介だ。

              

     

     

     

     

     

     

 いかがでしたか、いかがわしいでしょ?こういうドロ系のイラストは永遠に子供たちを魅了して止まないのだろう。あっ、今はカードゲームか。

 それにしてもいまどきの客ってこの手の「引きモノ」の買い方って知らないのね。1枚引いて(何枚でもいいのだけれども)精算すればいいのに、いちいち一式持ってきて「1枚いくらですか?」と聞かないでよ。

 

 

 

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