ここ最近、動画共有サイトでルチャリブレを扱ったメキシコの情報番組を発見しチラッと拝見したのだが、さすが本場、使用映像の数が半端じゃない。
ここ数年のルチャブームの影響で製作された番組のようで、最近のCMLLやAAAの試合画像や、サント映画の一場面、それにイホ・デル・サントやブルー・デモンJr他のインタビューのほかに私が最も興奮したのが、60年代のルチャ試合映像だ。
1989年に再びルチャのTV放映が解禁される以前の姿は写真では観た事はあるものも、動く映像など無いものだと思っていたからだ。これによって古のエストレージャ達の動く姿が観られたことはホントうれしい。
ここでは去年亡くなった“暴風仮面”ウラカン・ラミレスの元祖ウラカン・ラナ(高角度後方回転エビ固め)やラヨ・デ・ハリスコのトペ・レベルサ(背面式トペ)の映像が登場し、特にウラカン・ラナなんかはとても40年以上前に開発された技とは思えぬ切れ味で、改めてウラカン・ラミレスの凄さを思い知った。
こんな凄い人が日本にはたった1度しか来日してないとは(しかもその時はH・ラナを披露していない)…つくづく日本におけるルチャリブレの無理解さが悔やまれる。今もあんまり変わってないけど。
