何を思ったか、自宅にある中古ビデオのリストを作ってみようと考えた。
ここ最近知り合いの方たちから映画のコピーDVDをいただいたりコレクションリストを見せてもらったりして、こちらも手の内をさらけ出してしまおうと思ったわけである。 映画(映像作品)は書籍と違い、複製を作る事が容易である。だから知り合いの方には自分が購入して面白かった作品をDVD-Rにコピーして差し上げている。自分が面白かったものを他人にも伝えたいというのもあるが、自分と違った感想が聞きたいというのが一番大きい。ただでさえ浅学な私の事、メールで返ってくる違う視点からの感想に「へぇ~」と感心させられる事だらけだ。
てな訳で今回から数回に分けて個人所有の《廃棄されるのを救って保護してやった》中古ビデオの紹介をしたいと思います。決して『HIMAGINE電影房』を辞めるとかネタに困った(ドキドキ)からじゃないからね!
●悪魔の臓殖 ザ・デビル (香港/81)
とにかくグチョグチョ・ヌルヌルな画面ばかりでイヤな映画。話自体も暗いし。
●アーミクロン(吹替版) (アメリカ・韓国/98)
シン・ヒョンレの『パワーキング』を特撮部分はそのままに、アメリカで人物場面を再撮影した『パワーレンジャー』方式の珍品。
●アラン・タムの特撮・異星人大騒動 (香港/83)
アラン・タムが福の神に扮し、みんなに幸福を分けて与えるというきわめて健康的な作品。特撮はツイ・ハークが担当してる(本編にもカメオ出演)
●暗黒街 若き英雄伝説(吹替版) (香港/97)
チェン・カンタイの代表作『馬永貞』(73)を金城武主演で時代背景はそのままに現代的な感覚でリメイク。
●生ける屍の群れ ゾンビーズ (アメリカ/86)
エンパイヤ・ピクチャーズが、古今東西のゾンビ映画の名場面を集めて作った総集編映画。マイナー系作品ばかりなのでかなりエロ度高し。
●英雄剣(吹替版) (香港/93)
タイトルは『英雄/HERO』のパクリくさいが、実は古龍の『辺城浪子』の結構忠実な映像化作品。ティ・ロンが老体に鞭打ってかつての当たり役・傳紅雪(『天涯明月刀』)を演じる姿に涙…
●SF妖怪伝説KUMIHO千年愛 (韓国/94)
最近ではアニメにもなった「千年狐」を題材にした現代的SFXラブストーリー。
●エリミネーターズ (アメリカ/86)
個人的にエンパイヤ・ピクチャーズの大傑作だと思うとります。まるで中坊の描いたマンガみたいに難しい事考えずに楽しめる一本。
●オースティンパワーズ・デラックス(吹替版) (アメリカ/99)
オシャレ系な宣伝の仕方だったが、実は超くだらないお下劣コメディ映画。でも、60年代スパイ・アクション映画が好きな人ならこの雰囲気わかるよね?
其のニへ続く