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武侠小説雑誌を買ってみた

2009年11月07日 | 武侠関連資料

                    

 本日、ヤフオクにて落札した香港の小説誌『武侠世界』が到着した。

 『武侠世界』と聞くと古書マニアの方なら、明治末期に発行された押川春浪主筆の雑誌の方を思い出されるかもしれないが、こちらは香港で1959年に創刊され、今年でめでたく50周年を迎えた武侠小説専門誌なのである。表紙にも

「悠久の歴史を持つ全世界唯一の武侠小説雑誌」

と謳われているのだ。


 何故この雑誌を購入したか?それは日本における武侠小説紹介があまりにも高尚すぎたものばかりだった為、「じゃあ最底辺の武侠小説ってどんなもんだろう?」と疑問に思ったからである。

 たしかに金庸の作品はすばらしい、しかしネームブランド・質共に一級品であるためにちょっと近寄りがたい雰囲気がある。気楽に読むなら古龍のような歴史背景無視・キャラ重視のパルプフィクション的な方が面白い。元来武侠小説(新派武侠小説)とは新聞連載小説で人気に火がついた大衆娯楽小説ではなかったか?

 こればっかりは個人的嗜好で申し訳ないのだが、一級品よりも断然私はB級作品を支持する。武侠映画もショウ・ブラザースが大金を投じて製作された作品よりも、初期ゴールデン・ハーベスト武侠片や香港・台湾の数多の弱小プロダクションで製作されたものの方が武骨で好きだ。


 それで中身の方は…すみません、中国語がわかりません。ただ、以前紹介したタイ映画雑誌に比べればハードルは低い低い!漢字を読んでいけば大まかなイメージは掴めるもんで。

 まだザッと観なんですが、裏表紙に競馬年鑑の広告が載っていることから推測すると、やっぱり武侠小説ってサラリーマンのおっちゃんの読む小説みたいですね。とても若人が熱狂するジャンルとは思えません、雰囲気的に。

                       
 ●『武侠世界』目次

                      
               
 ●中にはここの出版社発行の武侠小説や科幻(SF)小説の単行本の広告が

                    
                    
 ●この号の巻頭に掲載されていた小説『飛龍琴剣』の挿絵

                
                     
 ●本誌掲載の読切小説や連載小説のカットから。いやぁ~武侠してますね!
 


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