最近YouTubeで、多量の韓国児童映画をアップしてくださる方が現れて、お金のない私としては本当に有り難い事です。シム・ヒョンレ大哥の『ウレメ』シリーズや『ヨング』シリーズ他かなりの数の児童映画が観られるので(主にビデオテープからのアップロード)興味のある方は削除される前にGO!だ。
今回はその中から前後編合わせて2時間以上もある大作(ランニングタイムだけは)『ヨングとブッシュマン』(1992)を紹介。
【あらすじ】狂気の科学者コジュブ博士が、世界征服のために作り出した妖怪が偶然にもヨングの母に憑依してしまう。自分の力では手に負えないヨングは山に住む導師の元で教えを乞い、妖怪退治の秘術を習得して母に憑りついた妖怪を倒すことに成功したが、他にも博士が作り上げた妖怪たちが存在する事を知ったヨングは、さらに厳しい修行を重ね、ついには変身能力まで身に付けて数々の妖怪たちと闘いを繰り広げるのだった……
何故にタイトルに“ブッシュマン”?どうも劇中に登場する妖怪の呼称がブッシュマンというらしい。多分『ブッシュマン/キョンシーアフリカへ行く(非洲和尚)』(1991)の影響ではないかと思われる。あっちには本物のニカウさんが出演してたけど、こちらは身体を真っ黒に塗った韓国人俳優が「ワカチコ!ワカチコ!」と叫んだり火を噴いたりと、もうブッシュマンでも何でもなくなっている!他にも忍者姿の日本ブッシュマンだの、ただのバカにしかみえない韓人ブッシュマン、巻き舌でアメリカ人ぶるのが可笑しいアメリカンブッシュマンなど、観てるこちら側も「もう、勝手にしろよ」と諦めの境地に達してくる。
ヨングの変身形態もチョイスの基準がよくわからない。最初の対決では猪八戒姿、アメリカンブッシュマンほか連合軍(アフリカンブッシュマン除き全員一撃で消滅)や最終決戦では伝統芸能の仮面を被った姿、そして本筋とは全然関係ないギャング段&人造キョンシー(ヨングの友達を改造)との闘いでは黄金バット(劇中ではスケルトン戦士と呼称。『ヨングと黄金バット』を製作したため使えなかったらしい)と、もうごっちゃごちゃ。でもアクションシーンだけ見ればスタントダブルの効果もありすごくカッコよく撮られている。忍者との対戦なんてまるで『妖刀・斬首剣』みたいで(あそこまで洗練されてないけど)面白かった。
ただ、“ヨング”映画としてみた場合、ちょっと違和感を感じる。というのも、ヨングって基本「ええおっさんが幼稚な事やって笑わせる」キャラクターじゃない?この作品には出だしこそ“いつもの”ヨングではあるが、修行していくうちに人間として“成長”してしまい、笑わせはするけどバカをしなくなり結局ヒーローとして完結してしまうのだ。“ヨング”というキャラクターを完全に把握していない韓国以外の観客(つまり我々の事)はヨング=格闘ヒーローと認識してしまうではないか。他のヨング映画では、主役のクセにロクに活躍もしなかったりする、だらしないパターンが多いのに……監督、『ウレメ』シリーズや『スーパーホンギルトン』と間違えてはいませんか?
今回はその中から前後編合わせて2時間以上もある大作(ランニングタイムだけは)『ヨングとブッシュマン』(1992)を紹介。
【あらすじ】狂気の科学者コジュブ博士が、世界征服のために作り出した妖怪が偶然にもヨングの母に憑依してしまう。自分の力では手に負えないヨングは山に住む導師の元で教えを乞い、妖怪退治の秘術を習得して母に憑りついた妖怪を倒すことに成功したが、他にも博士が作り上げた妖怪たちが存在する事を知ったヨングは、さらに厳しい修行を重ね、ついには変身能力まで身に付けて数々の妖怪たちと闘いを繰り広げるのだった……
何故にタイトルに“ブッシュマン”?どうも劇中に登場する妖怪の呼称がブッシュマンというらしい。多分『ブッシュマン/キョンシーアフリカへ行く(非洲和尚)』(1991)の影響ではないかと思われる。あっちには本物のニカウさんが出演してたけど、こちらは身体を真っ黒に塗った韓国人俳優が「ワカチコ!ワカチコ!」と叫んだり火を噴いたりと、もうブッシュマンでも何でもなくなっている!他にも忍者姿の日本ブッシュマンだの、ただのバカにしかみえない韓人ブッシュマン、巻き舌でアメリカ人ぶるのが可笑しいアメリカンブッシュマンなど、観てるこちら側も「もう、勝手にしろよ」と諦めの境地に達してくる。
ヨングの変身形態もチョイスの基準がよくわからない。最初の対決では猪八戒姿、アメリカンブッシュマンほか連合軍(アフリカンブッシュマン除き全員一撃で消滅)や最終決戦では伝統芸能の仮面を被った姿、そして本筋とは全然関係ないギャング段&人造キョンシー(ヨングの友達を改造)との闘いでは黄金バット(劇中ではスケルトン戦士と呼称。『ヨングと黄金バット』を製作したため使えなかったらしい)と、もうごっちゃごちゃ。でもアクションシーンだけ見ればスタントダブルの効果もありすごくカッコよく撮られている。忍者との対戦なんてまるで『妖刀・斬首剣』みたいで(あそこまで洗練されてないけど)面白かった。
ただ、“ヨング”映画としてみた場合、ちょっと違和感を感じる。というのも、ヨングって基本「ええおっさんが幼稚な事やって笑わせる」キャラクターじゃない?この作品には出だしこそ“いつもの”ヨングではあるが、修行していくうちに人間として“成長”してしまい、笑わせはするけどバカをしなくなり結局ヒーローとして完結してしまうのだ。“ヨング”というキャラクターを完全に把握していない韓国以外の観客(つまり我々の事)はヨング=格闘ヒーローと認識してしまうではないか。他のヨング映画では、主役のクセにロクに活躍もしなかったりする、だらしないパターンが多いのに……監督、『ウレメ』シリーズや『スーパーホンギルトン』と間違えてはいませんか?
これからもブログを楽しみにしています。
こんにちは
YouTubeには、たまにこういった珍しい映画が転がっているのですが、検索しにくいですね。特にこの場合はハングル表記なので尚更です。URLを記載しますので消去されないうちに鑑賞するなり保護するなりなさってくださいね。
上集1/5 http://www.youtube.com/watch?v=9k9x-3ID8sc
上集2/5 http://www.youtube.com/watch?v=xhm0bnfQgGc
上集3/5 http://www.youtube.com/watch?v=2hUFhi-iohA
上集4/5 http://www.youtube.com/watch?v=DQPmLuIlRY0
上集5/5 http://www.youtube.com/watch?v=dGh1kVrrDYo
下集1/5 http://www.youtube.com/watch?v=_whJaH-cQww
下集2/5 http://www.youtube.com/watch?v=aydH286jg5A
下集3/5 http://www.youtube.com/watch?v=ikJ8gn2kaWE
下集4/5 http://www.youtube.com/watch?v=LTlaeT3xZDE
下集5/5 http://www.youtube.com/watch?v=VZQ6VmSKjX4
それではレッツ・エンジョイ!
ヨングとブッシュマンを見たいのですが、
you tubeのサイトが分かりません。
ぜひ教えてください。よろしくお願いします。