今回は『韓国マンガまつり?!』第2弾として、怪獣映画好きなら一度は聞いたことがあるであろう韓国製怪獣映画『大怪獣ヨンガリ』(66)を紹介しよう。 2002年に日本で公開された『怪獣大決戦ヤンガリー』はこの『ヨンガリ』をCG技術を駆使してリメイクしたもので、いわば韓国におけるゴジラ的立場の怪獣だ。間違ってもガッパやギララではない。本編を観ると作風的にはガメラ(平成ガメラシリーズじゃなく昔のね)が一番近いのかな?子供が主人公で怪獣に絡む所なんかが。
内容は地殻変動の影響で地上に現れた太古の生物・ヨンガリと、それに対抗する韓国軍との戦いを描いた、いかにも“怪獣映画”的な怪獣映画で、韓国オリジナルのエピソードなど別に無く、ただひたすら怪獣映画の文法に則って映画が進む( 前兆→怪獣出現→都市破壊→対策→攻撃→一時撤退→解決策発見→再び攻撃→怪獣退治成功、といった具合)のだ。画面上に、逃げまどう群集の中にチマチョゴリを着た女性の姿や、『朝鮮日報』の文字に気付かなければホント日本で製作された幾多の怪獣映画と間違えても不思議ではない。でもそんなマイナス面ばかりではなく、実に愛すべき作品ではあるんだよね、このヨンガリは。少年のイタズラで踊ってみせたり(BGMはエレキサウンド版アリラン!)、最期は身体の痒くなる薬をふりかけられ掻きむしながら死んでしまったりと、愛嬌タップリなのだ。昭和40年代前半の第一次怪獣ブームのなかにいた人ならば絶対「懐かしい!」と唸るはず。
なお本作はアメリカ公開版(英語吹替)を元にして作られたDVDが発売されていて、私が観たのもこちら。一度オリジナルはどうなっているのか確認してみたいので、韓国でDVDを出してくれないかなぁ(フィルムが現存していないかも)…。
内容は地殻変動の影響で地上に現れた太古の生物・ヨンガリと、それに対抗する韓国軍との戦いを描いた、いかにも“怪獣映画”的な怪獣映画で、韓国オリジナルのエピソードなど別に無く、ただひたすら怪獣映画の文法に則って映画が進む( 前兆→怪獣出現→都市破壊→対策→攻撃→一時撤退→解決策発見→再び攻撃→怪獣退治成功、といった具合)のだ。画面上に、逃げまどう群集の中にチマチョゴリを着た女性の姿や、『朝鮮日報』の文字に気付かなければホント日本で製作された幾多の怪獣映画と間違えても不思議ではない。でもそんなマイナス面ばかりではなく、実に愛すべき作品ではあるんだよね、このヨンガリは。少年のイタズラで踊ってみせたり(BGMはエレキサウンド版アリラン!)、最期は身体の痒くなる薬をふりかけられ掻きむしながら死んでしまったりと、愛嬌タップリなのだ。昭和40年代前半の第一次怪獣ブームのなかにいた人ならば絶対「懐かしい!」と唸るはず。
なお本作はアメリカ公開版(英語吹替)を元にして作られたDVDが発売されていて、私が観たのもこちら。一度オリジナルはどうなっているのか確認してみたいので、韓国でDVDを出してくれないかなぁ(フィルムが現存していないかも)…。
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