ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

都知事選の混沌

2016年07月08日 18時13分01秒 | その他
 自分の県の事ではなくても、都知事は都道府県知事の中でも重みがありますし、その選挙と言えば話題性があります。そこで私が有力候補と思う人のみを独断と偏見でピックアップして見ました。

 小池百合子氏が最初に立候補の意思を表明しましたが、肝心の自民党は積極的ではなく、出来ればやめさせたいらしい様子がうかがえます。大臣経験もある政治家で知名度、能力はあると思いますが、新鮮味はありません。今回の件で根回しをしなかったのはどう言う積りなのか。それに都議会の冒頭解散を言ったのはマズかった。都知事にそんな権限は無く、法律に無知と思われる恐れもあります。

 自民党や玄人筋が推したいと言われている増田寛也氏。岩手県知事や地方自治の元締めである総務大臣の経歴があり、実務的に有能で、かつての鈴木俊一氏のような手堅さが期待できそうに思います。惜しむらくは華やかさや強い個性が感じられない、いわばワイドショー向きでない人物である点。タレントであればすぐ取り上げるマスコミの現状もいかがなものか。

 宇都宮健児氏。よく立候補する人で元日弁連会長。これだけ聞けば正しい考えを持っていそうに思いますが、弁護士も舛添氏の意見でイメージを下げたし、この人、なぜか共産党の候補者?と思わせる左寄りイメージが有ります。とすると野党四党統一候補になるには民進党右派が難色を示すものと思います。結局、個人で立候補する事になりそう。

 長島昭久氏。民進党所属ながら防衛問題などに関し、自民党の考えに近いとも言われるだけに、野党四党の統一候補にはなりにくいと思います。民進党単独が推薦し、自民党がバックアップするなどの自民・民進共同候補になれば有力と思いますけれど、野党四党の結束が固そうだし、共産党とは肌合いが違いますから今回は無理かな。でも野党四党の結束が参院選までであれば、自民・民進が歩み寄る可能性も学者風に言えば否定できません。なので可能性は残ります。

 ただ、最近の報道では新たに有権者となった高校生などの若年層が意外にも保守党びいきの傾向を持っていると聞きます。想像するに、民進党や共産党が発する情報・キャッチフレーズが何でも反対で現実味に乏しいため、意外とまともに見える与党を支持するのではないかな。年代的に見て両親が社会を実際に動かしていますから、その影響で現実的なのかも知れません。とすると、案外、増田寛也氏や長島昭久氏の方が若年層の票が集まる可能性があります。

 先送り論と同じように聞こえるかも知れませんが、参院選挙の結果を見て、若年層の投票の傾向を見定めてから、勝ちそうな候補を選ぶのも良いかも知れません。


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選ぶのは自由

2016年07月06日 21時29分31秒 | その他
 とにかく売れるのは「綺麗になる」、「痩せる」、「便秘が治る」のどれかをキャッチフレーズとする商品。無条件に飛びつく人が多いからと言われます。

 今回は「水素水」について。

 ネーミングから判断すると気体の水素(H2)が溶解している水の事らしい。しかしそんなに珍しいと言えるのか。普通の水にも水素やそれ以外のあらゆる気体が僅かながら溶けています。

 「水素水」と言う言葉は工業化学専攻の私でも具体的に見聞きした記憶がありません。水素は水に対する溶解度がゼロではありませんが、実際に水に溶ける水素はごく微量。

 しかも気体の水素分子はとても小さく、種々の材料を透過して洩れやすい性質があります。昔は洩れた水素ガスが原因で飛行船が爆発する事故も有りました。(現在は水素ではなくヘリウムを用いていますから爆発の危険性はありません。)

 仮に水素水なるものをプラスチックボトルに充てんしたら、水素は壁面を透過して外に逃げてしまうので意味がありません。金属缶や金属ボトルを使用するならまだマシと思いますがコスト高になります。

 この種の商品の宣伝には、その効用に関する発言や論文が引用されます。識者の発言や論文には正しいものもあるし、正しくないものもあります。効き目があるかどうかは厳密な実験により実証されなければなりませんので、もしも「可能性を否定できない」とか「可能性がある」程度の希望的意見で効用を論じているなら、効用は無いのに等しいと思います。

 それ以前の話として、医薬品以外で効用をうたうのは基本的にはアウトなので、もしも効用を明示していれば逆に疑うべきと思います。「いわしの頭も信心から」と言いますから、誰しも信じるのは自由。


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ゆとり教育について

2016年07月04日 20時25分37秒 | その他
 ブラタモリのアシスタントのアナウンサーはゆとり教育世代だそうで、そんなやりとりを聞いていて、「ゆとり教育」と言う言葉を思い出しました。たしか円周率を3と教えたとか。理工系ではあり得ません。

 突然ですが「コセチパトハシジリペニキ」。何の事か分かりますか。これは教科書に載っていた法定伝染病の頭文字を記載順に拾い出したもの。

 コ・・・コレラ、セ・・・赤痢、チ・・・腸チフス、パ・・・パラチフス、ト・・・痘瘡、ハ・・・発疹チフス、シ・・・猩紅熱、ジ・・・ジフテリア、リ・・・流行性脳脊髄膜炎、ペ・・・ペスト、ニ・・・日本脳炎、キ・・・急性灰白髄炎

 私は「ハ」をはしかと勘違いしている事が分かりました。数十年の間にいつしか記憶の一部がおかしくなったらしい。(「キ」の急性灰白髄炎は、現在では指定伝染病に分類されています。)

 団塊世代の私はこのように自分で工夫して詰め込みました。何の役に立つかは終わってから考えればよく、役に立つかどうかを考えてはいけません。一字一句覚えるのは大変なので、このように覚えやすくしました。

 他に心がけた事と言えば後戻りしない事。覚えた先から忘れるような恐怖感に襲われても、後戻りしたら時間の無駄だし、実は多少忘れても全部忘れる事はありません。

 公式を暗記しても万一忘れたらアウト。そこで公式を導き出すプロセスを覚える事にしました。最悪、公式を忘れてもすぐに導き出せますから、忘れる事の不安が無くなります。

 しかし、車を後ろ向きに走らせるような「ゆとり教育」を強いたのはとても不思議に思います。教育者なら日本の発展を妨げる事が予測出来る筈。この事により得をするのはどこの国かを考えれば、言い出した人の背景が分かるのではないかなんてつい言いたくなります。日本人ならする筈が無い国家に対する背信的行為。この言い回しはヘイトスピーチになるのかな。


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