日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

声楽家に一言081112

2008年11月13日 | Weblog
声楽家に一言081112

日本語をまともに発音できない声楽家は詩人に対して誠に失礼なことをしているのだ。
歌は詩が先にあって、その詩想を十分あるいはそれ以上に表現しようとして曲がつくのである

だから、根もとは詩である 。詩人が、その胸に去来した感情なり思想なりを言葉によって表現したものいわゆる詩が放つ感情を、音の流れによっていっそうふかく豊かに的確に表現しようとして曲がつく。

この大原則を声楽家たるものは絶対に破ることなかれ。それは、歌の原点であるからだ

メロディーやリズムで、決してごまかしてはならない
概していえば、日本の声楽家が歌う言葉は異様である。言葉は思いを伝達する最も直接的な手段だから大切にしなくてはいけない


菩薩の心081112

2008年11月13日 | Weblog
菩薩の心081112

この世で、心を一つにした相思相愛の男女が、抱き合う事ほど甘美で夢幻的な快楽はない。

それは正しく、欲も得も消え、薄れて、満たされた菩薩の心であり、夢と現実の境目にある桃源郷である。

自覚する我の意識は消え失せて、ただあるのは、満たされた心身の平安のみである。心地よい疲労感を伴って、意識は低下し、一瞬たりとも停めることのない
認識する力を弱め、本能に根ざした部分のみが心身を支配する。

無限に湧いてくる欲望のうちで、純化された、相呼び、相求めあう魂の実相である。