日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

春日大社の灯籠

2008年11月16日 | Weblog
春日大社の灯籠


奈良にある春日大社の灯籠に書かれた人びとの願いを拾い書きしたものである
人の願い

1,厄除け
2,家内安全
3,商売繁盛
4,病気平癒
5,交通安全
6,旅の安全
7,良縁
8,子宝に恵まれるように
9,安産
10七五三
11,十三詣り
12,入学 合格
13,学業向上
14,資格合格
15,家造り 方鎮め
16,転居 方違い
17,身体健全
18,航海安全 航空安全
19極楽往生
20子孫繁栄
21,求願成就 心願成就
など色々書いたある。そう。生身の人間は生きていく上で悩みを抱え、また夢や希望を持って世渡りしている。当然そこには基本には健康生活への願いが根底にあり、それから派生的に種々の欲望が 願 となって現れてくる。

ここまでは我が身にも共通だから納得できたが、極楽往生 と言う願は誰もが望むところではあるが、願掛けをして良いものかどうか考えてしまう。

言われてしまうと、この世でどんな生活を送った人の望みであろうか。もうこの世の生活に疲れた人のものか。あるいは日頃良心に恥じるような事をして渡世をしている人の願いだろうか。果てはまだ夫婦の内でこの世に取り残された片割れが、あの世にいる相方の姿を見ての願望か。

春日大社の道は玉砂利が敷いてあって、足跡は付かないが、じゃりじゃりと音がする。頭の髪を片手でなで上げながら、色々思いを巡らせて歩いていたら、鹿にぶつかった。
ぼくはびっくりして飛び下がったが、それはお互い様で、鹿もびっくりして駆け去った。