日々雑感

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奇妙な動機8-10

2008年11月25日 | Weblog
奇妙な動機

高級官僚の次官ばかりを狙って殺傷し、その動機を追及されると、35年昔に愛犬が保健所で殺処分されて、その恨みを晴らすために、元締めの厚生労働省のトップである次官を自分なりに天誅をくだしたと言うのである。
この動機を聞いて納得する人はまずいまい。
人は誰でもこの動機の説明を聞いて、納得できるだろうか。
誰でもおかしいと思うのが普通じゃないか。

知能程度は現役で国立大学の理工学部へ合格できる頭脳を持っているので、この動機が人々を納得させうるものではないくらいの見当はついているはずである。
僕の考えからすると、これでは3人の人間を殺傷する事の説明には成っていない。だから必然的に他に何か有るのではないかと疑ってしまう。

ある目撃証言によると女と二人ずれで来て、二人とも無言で、鍋をつつきその代金14000円の支払いは女がしたという。またその女は見かけ上は
30前の女であるらしい。

おまけに無職だのに、家賃は一回の滞りもなくきちんと納めているという。ここから先の事は報道でも新しい事実として、何もでてないから、わからないが、推測するに何か裏にありそうである。
その裏が何か?は、今までの情報を見る限りでは、何とも察しようがないが、金蔓があったことは推測できる。自己顕示欲の発露と言うだけであるまい。
現今厚生労働省でひっかかるのは、年金問題である。殺された次官は年金制度の立案者であり、それに不満を抱いた不平分子が短絡的に事件を引き起こしたというのなら、やはり、と理解できる部分もあるが、35年昔の愛犬の殺処分が原因になって、それがこの事件の動機だというのなら、到底人は納得しがたいだろう。
一般社会の大人の世界に住んでいると不合理、不都合、非人情などごろごろしていることは、日常茶飯事的に経験することで、こんな事が動機で
有るはずもなく、はなはだ滑稽に思える。
今後どんな展開があるのか知らないが、闇の世界の悪魔の差し金で有るよりは滑稽に見えても、これが主たる動機で有る方がまだ救えると思うのは僕一人だろうか。