日々雑感

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アダルト

2008年11月28日 | Weblog
アダルト

パンチップは正面から入ると、右側にあるのが上りのエスカレーターである。逆に左にあるのは、下りのエスカレーター。

この建物はかなり大きく、2階は、食べ物をクーポンで買うシステムの食堂がある。

ひとわたり 、見学し、建物の奥の方へ入っていった。そしたら、急に、スリムな美人が、僕に向かって、何事かいった。

何事かと思って、彼女の後をついていくと、人気のない。奥のほうの部屋へ誘って、急にセクシーと、いった。
何のことか分からないが、こんな大きなビルの中で、僕は不安になってきた。さては何か図られたか?

彼女は、店舗の中に入っていき、多くの人を招き入れて、ドアを閉めた。

一体何が起こるのだろうか。僕はかなり不安になってきたが、まさか女のことで、刃物を持ってはいないだろうとは思った。

バンコクで、はやりのニューハーフと言うのはこれか、そんなことも一瞬、頭をよぎった。

彼女は、DVDのスイッチを入れ、リモコンで、ある場面を入れると、それは、無修正のアダルトものであった。

彼女が言うには、今日は、大サービスで、1枚200バーツする所だが、5枚で、500バーツでよいという。

美人の姉ちゃんに、絡め取られて、僕は、500バーツ札で支払って、セクシーとやらを5枚受け取った。

タイではDVDを見ることはできなかったが、日本に帰って、我が家のDVDに入れて、みると、なんとそれは、主演女優が日本人ばかりである。きっと日本で仕入れたこの手のDVDをコピーして、タイ版DVDとして日本人に売り付けているのだろう。秋葉原でも、日本橋でも、裏通りでは、売っているらしいが、ついぞ、ご縁がなかった。

さてかったまではいいけれど、これを持ち出す時と、通関のことを思うと、どうすれば良いか。気になった。
没収する。と言うのなら、喜んで差しだす。イヤなのは、罰金である。求めて、かったのではなく買わされた感覚が、あるのに。
日本の税関を通る時には、胸がどきどきした。
たぶん没収か、罰金程度のものでも、税関に見つかれば、格好が悪い。

パスポートを見せると、職員は、よく外国へ行かれるのですね。何かあるのですか。と尋ねた。
僕は自分が作曲家で、タイにあるワットアルンいう大きな寺の仏塔を作詞作曲するために、何回もバンコクを訪れていることをかいつまんで話をした。「今回もそれでいかれたのですか。」という話だけで、税関は、くぐりぬけた。

たかがアダルトのDVDににすぎないのだが、持ち込み禁止品を持ち込むということは、どれほど胸が、どきどきすることか。ほんとにつまらんことをしたモンだと後悔した。